現地時間2月1日、サムスン電子はグローバル発表イベント 「Galaxy Unpacked 2023」 にて、新型ノートPC 「Galaxy Book3 Pro」 と2in1コンバーチブル 「Galaxy Book3 Pro 360」 を正式に発表した。
ラインナップは、Galaxy Book3 Proが14インチ/16インチの2モデル、Galaxy Book3 Pro 360が16インチモデルのみとなっており、カラーはいずれのモデルもグラファイトとベージュの2色が用意される。
グローバルでは本日より予約受付を開始し、2月17日に発売する。日本での発売時期や価格については現時点ではアナウンスはされていない。
「Galaxy Book3 Pro」 「Galaxy Book3 Pro 360」 が発表
Galaxy Book3 ProとGalaxy Book3 Pro 360は、複数デバイスとのシームレスな連携を実現し、作業効率が向上した新型ノートPC。Galaxy Book3 Pro 360のみ、2in1コンバーチブルモデルとなる。
本体にはフルアルミフレームが採用されており、高級感があり、滑らかな手触りを楽しむことができる。カラーはいずれのモデルもグラファイトとベージュの2色展開となる。
重量はGalaxy Book3 Proの14インチモデルが1.17kgで16インチモデルが1.56kg、Galaxy Book3 Pro 360の通常モデルが1.66kg (オプションで5Gモジュールを選択した場合は1.71kg) 。いずれもモデルも軽量で、持ち運びに優れる。
ディスプレイには、14インチもしくは16インチのDynamic AMOLED 2X (アスペクト比16:10) が搭載。解像度は3K(2,880× 1,800)となっていて、48〜120Hzのリフレッシュレートでスムーズかつ滑らかな視聴体験を提供する。
Galaxy Book3 Pro 360は16インチのみのラインナップとなり、タッチ操作とSペンに対応する。
VESA規格のClearMRとDisplayHDR TRUE BLACK 500の認証を取得しているほか、ブルーライトの低減を保証するSGS社の 「Eye Care Display」 の認証も取得。複数タスクを同時にこなしたり、忠実に表現されたリッチなコンテンツの視聴、ハイスペックゲームのスムーズなプレイなどを実現する。
CPUには、最新の第13世代インテル Core i5/i7が、グラフィックはCPU統合型のIntel Iris Xe Graphicsが搭載。搭載メモリはLPDDR5メモリで、8GB/16GB/32GBから選択可能。ストレージにはPCIe SSDが搭載され、256GB/512GB/1TBから選択可能だ。
オーディオ面では、新しいクアッドスピーカーシステムにより、クリアな高音と豊かな低音サウンドを実現。マイクはスタジオ品質のデュアルマイクとAIノイズキャンセリング機能により、周囲の雑音を低減しつつ、クリアな音声を相手に届けることができる。
ビデオ通話においては、照明補正・自動フレーミング・視線補正・背景の追加などのビジュアル機能が向上した 「スタジオモード」 により、最高のカメラ映りでオンライン会議に参加できる。カメラ解像度は1080p。
搭載ポートは、Thunderbolt 4が2ポート、USB Type-Aが1ポート、HDMI 1.4ポート、3.5mmヘッドフォンジャック。microSDカードスロットも搭載する。
バッテリー容量はGalaxy Book3 Proの14インチモデルのみが63Wh、その他のモデルは76Wh。アダプターは65W USB Type-Cアダプターが付属する。そのほか、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.1をサポートし、Galaxy Book3 Pro 360のみオプションで5Gユニットを搭載できる (5G通信はSub6をサポート) 。
また、「Galaxy Book3」 シリーズ共通の特徴として、直感的で親しみやすいエコシステム体験を提供する。
「Link to Windows/Microsoft Phone Link」 の各機能を利用すれば、ユーザーはOSを問わず、電話からPCにシームレスに接続できる。たとえば 「Recent Websites」 では、スマートフォンで飛行機の料金を調べてからPCで予約するなど、スマートフォンからPCへのWeb セッションの継続を可能とする。また、「Instant Hotspot」 では、クリックひとつで無線ホットスポットに接続できる。
異なるデバイス間での作業には、「Samsung Multi Control」 が便利。PCやGalaxy Tab、GalaxyスマートフォンをGalaxy Book3シリーズのキーボード・トラックパッドから操作でき、デバイス間でのコピー&ペースト、ドラッグ&ドロップが可能。Galaxy Tabをワンクリックで追加モニターとして使用する 「Second Screen」 も利用可能だ。
さらにGalaxy Book3シリーズでは、Galaxyスマートフォンの 「Expert RAW」 を使用して撮影した写真が自動転送され、Galaxy Book3シリーズ上の画像編集ツールでスムーズに編集することもできるようになった。
そのほか、他のデバイスで利用中のGalaxyサービスがあるなら、Galaxy Book3シリーズでSamsungアカウントにサインインするだけで同期が完了される。モバイル用のSamsung Passアカウントの情報を使用すれば、Galaxy Book3シリーズでウェブサイトに簡単にサインインすることも可能だ。
Galaxy Book3 ProとGalaxy Book3 Pro 360は、グローバルでは本日より予約受付を開始し、2月17日に発売する。米国での販売価格はGalaxy Book3 Proが1,500ドル〜、Galaxy Book3 Pro 360が1,900ドル〜。
日本での発売時期や価格については現時点ではアナウンスはされていない。
(画像提供:Samsung)