Apple、iPad Pro向けに簡易版macOSを開発中?タッチ操作用にUI最適化、25%大きく

以前から一部のユーザーから期待の声が挙がっている、iPadとMacの融合ーー。Appleが明確に否定しているため実現することはないと思われていたが、Appleはひっそりと融合に向けた計画を進めているのかもしれない。

著名リーカーのMajin Bu氏は現地時間20日、AppleがM2チップを搭載した新型iPad Proに最適化された簡易版macOSを開発していると、自身のTwitterで報告している。

Majin Bu氏によると、開発されている簡易版macOSはiPadの画面でタッチ操作しやすいように、UI (ユーザーインターフェイス) が本来のmacOSに比べて25%大きくなっているとのこと。起動できるアプリケーションはiPadOS向けのものに限られる。

「Mendocino」 というコードネームが付けられた次期macOSで実現する可能性があるとのこと。もし事実であれば、来年6月に開催されるであろう開発者向けカンファレンスイベント 「WWDC23」 で発表される可能性が高い。

とはいえ、実際にiPad向け簡易版macOSがリリースされることはあるのだろうか。

仮にmacOSがiPadにもたらされたとしても、実際に動作するアプリケーションがiPad向けのものであれば、使い勝手はさほど変わらないはず。それにも関わらず、iPad用のインターフェイスとmacOS用のインターフェイスを両方用意するということは、使い方はより複雑になり、ユーザーに混乱を与えてしまうのではないだろうか。

一方で、AppleがiPadについてパーソナルコンピュータ的な使い方ができるとアピールしていることもあって、ユーザーからはフルバージョンのmacOSとの融合を求める声があがっている。

iPadとMacは同じプロセッサを搭載するようになってから、それぞれの性質がかなり似たものになってきていることを踏まえると、AppleはiPadのあり方を変えようとしているのかもしれない。

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(画像:Apple)

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