シャープ、｢AQUOS R7｣ 今年7月以降に発売。ライカ監修1インチカメラが進化、本日より順次予約開始

5月9日、シャープは新製品発表イベント ｢スマートフォンAQUOS新製品オンライン発表会｣ を開催。新型5Gスマートフォン ｢AQUOS R7｣ を発表した。

｢AQUOS R7｣ は、2021年6月に発売したフラグシップ ｢AQUOS R6｣ の後継モデルとして投入される新型5Gスマートフォン。最大の特徴であるライカ監修の1インチカメラをさらに進化させ、より本格的な撮影体験が楽しめるモデルとなっている。

画面はシャープ独自の有機ELディスプレイ ｢Pro IGZO OLED｣ を採用。省電力に優れたIGZOを進化させ、色域表示を拡大かつリフレッシュレート1Hz〜240Hzで可変駆動する高性能ディスプレイ。

表示するコンテンツにあわせて駆動速度を自動で切り替える仕組みが導入されており、動きの少ないコンテンツを見る際はリフレッシュレートを低く抑えることで電力消費を少なくし、画面のスクロールや3Dゲームをプレイするときなど動きのあるコンテンツを見る際にはリフレッシュレートを高くして、滑らかな描写を可能にする。

画面サイズは、先代モデルと同じ約6.6インチ(WUXGA+／1,260 × 2,730ドット)。内蔵メモリは12GB、ストレージ容量は256GBで、最大1TBまでのmicroSDXCに対応する。

本機の最大の特徴であるアウトカメラは、1インチのライカ監修カメラ。先代モデル ｢AQUOS R6｣ に搭載されていたものをさらに改良したものになっている。

高級コンパクトデジタルカメラで採用されるような1インチイメージセンサーによって、最大4,720万画素の高精細写真を撮影できる。レンズは焦点距離19mm、絞り値F1.9のライカ ｢ズミクロン｣ 。さらに測距用センサーとして190万画素のセンサーも搭載される。

すべての画素がフォーカス位置を検出できる ｢全画素Octa PD AF方式｣ に対応。AF速度が従来比2倍に高速化し、動く被写体にも素早くピントが合わせられるようになっている。また、AIプロセッサーが被写体を検出する速度も大きく向上しており、リアルタイムで人物の全身、顔、瞳を検出し、マスクを着用した顔や横顔も素早く見つけることができるとのこと。

フロントカメラはシングル仕様で、有効画素数は約1,260万画素。こちらはライカの監修は受けていない。

生体認証は顔認証と指紋認証に対応している。指紋認証は画面内蔵型で、Qualcommの3D超音波指紋センサー「Qualcomm 3D Sonic Max」を採用しており、画面に指を乗せることで認証することが可能だ。

搭載SoCは、Qualcommのフラグシップ ｢Snapdragon 8 Gen 1 Mobile Platform (2.9GHz+1.7GHzオクタコア)｣ 。バッテリー容量は5,000m Ah、防水・防塵性能はIPX5・IPX8/IP6X程度となっている。

｢AQUOS R7｣ は、おサイフケータイ/NFCにも対応する。出荷時の搭載OSはAndroid 12。

なお、今回の新型モデルの進化したポイントとして5G通信も挙げられており、異なる周波数帯であるSub6とミリ波を束ねて高速通信できるDual Connectivityに対応し、AQUOS史上最高速となる下り4.9Gbps/上り1.1Gbpsを実現したとのこと。30分のアニメ動画 シリーズ20話分を10秒以内にまとめてダウンロードすることが可能だ。

｢AQUOS R7｣ の発売時期は2022年7月以降を予定。国内キャリアからはドコモとソフトバンクで取扱予定となっており、ドコモオンラインショップおよびソフトバンクオンラインショップでは本日より順次予約受付が開始される。価格は未定。

(画像提供：シャープ)