7月29日、ソニー・インタラクティブエンタテインメントはPS5のシステムソフトウェアベータプログラムを始動した。
最初のベータテストでは、M.2 SSDの追加によるストレージ拡張をサポートするアップデートが含まれている。同ベータテストは、応募者の中から抽選に当選したユーザーに対して提供されている。
PS5、システムソフトウェアベータプログラムが7月29日からスタート
今日からはじまったベータテストは、いくつかのUXの強化のほか、待望のM.2SSDスロットへのアクセスが含まれており、ユーザーは自身の手でストレージを拡張することが可能になった。
拡張できるストレージは、PS5の内蔵ストレージと同等の性能を必要とすることから、対応した製品のみを利用することが可能。具体的にはPCIe Gen4x4 M.2 NVMe SSDで、5,500MB/s以上の読み取り速度を持っている M.2 SSDであること、最大容量は4TBまで、など。
詳細なシステム要件は以下のとおり (現在はベータテスト段階であり、最終的な仕様は正式版システムソフトウェアのリリース前に変更される可能性があるとのこと)。
インターフェース: PCIe Gen4x4 M.2 NVMe SSD
容量:250GB~4TB
放熱構造: PS5でM.2 SSDを使用する場合、ヒートシンクなどの放熱構造が必要です。片面あるいは両面のヒートシンクをご自身でM.2 SSDに取り付けていただくか、あらかじめ放熱構造(ヒートシンクなど)が組み込まれたM.2 SSDをご利用ください。
シーケンシャル読み込み速度:5,500MB/秒以上を推奨
モジュールの幅:22mm幅(25mm幅は非対応)
対応サイズ:M.2 type 2230、2242、2260、2280、22110
これらの番号はM.2 SSDデバイスの製品情報に記載されています。最初の2桁は幅を表し、残りの桁は長さを表します。
ソケットタイプ:Socket 3 (Key M)
放熱構造(ヒートシンクなど)を含むサイズ:
ミリメートル単位:110mm (L) x 25mm (W) x 11.25mm (H)未満
さらに詳細なシステム要件や取り付け手順については、こちらの記事からご確認いただきたい。
なお、今回のベータテストではUXの強化や内蔵TVスピーカーの3Dオーディオサポートも追加されているようだ。
同ベータテストは、日本や米国、カナダ、イギリス、ドイツ、フランスの 「PS5システムソフトウェアベータプログラム」 参加者向けに提供されている。同機能をいち早く試してみたい方は、同プログラムに応募してみてはどうだろうか。