iPhone 12 Pro、光学3倍・デジタル30倍ズームに対応?120HzのPro Motionディスプレイ採用の可能性

今年秋に発売予定の次期iPhoneのフラグシップモデル 「iPhone 12 Pro」 は数々のアップデートが待ち構えていると噂されている。そのうち注目されているのは背面のカメラの性能だが、やはり大幅な性能の向上が予定されているらしい。

現地時間5月9日、Apple系YouTuberのEverythingApplePro氏と著名リーカーMax Weinbach氏(XDA Developorの著者)が 「iPhone 12 Pro」 の詳細リークを伝えた。

スポンサーリンク

背面カメラは光学3倍・デジタル30倍ズームに対応

今回の情報をまとめていく。まずは背面カメラについてだが、「iPhone 12 Pro」 に搭載されるカメラは3眼レンズ+LiDARセンサー。

3眼レンズの構成は望遠・広角・超望遠の従来と同じものになると予想されているが、このうち望遠レンズについては光学3倍・デジタル(最大)30倍のズームに対応するとのこと。参考までにiPhone 11 Proの望遠レンズは光学2倍、デジタル10倍のズームに対応していた。

LiDARセンサーを組み合わせることで、暗所での撮影時のオートフォーカスが高速化。最大3倍の速さで焦点を合わせることができるという。さらに、被写体の背景をボカすポートレートモードも機能強化が図られているという。

ちなみに暗所と言えば、iPhoneには暗い場所でも綺麗な写真を撮影できるナイトモードが搭載されているが、この機能がいよいよ望遠レンズでも利用できるようになるとのこと。これで広角(標準)と望遠の2つのレンズでナイトモードが利用できるようになるはずだ。

ナイトモードは現行のものよりもさらに改良される予定で、スマートHDRに対応予定。ノイズの低減や明所・暗所のコントラストをうまく表現できるようになるとされる。

ちなみに、iPhone 12 Proには6,400万画素のレンズが搭載されると伝えられていたが、それについては見送りとなる予定で、従来通り1,200万画素のレンズが搭載されることになるそうだ。

スポンサーリンク

最大120Hzのリフレッシュレートに対応か

iPhone 12 Proの画面は従来よりもヌルヌルと動くようになるかもしれない。EverythingApplePro氏が伝えた情報によれば、iPhone 12 Proの画面はiPad Proに使用されているPro Motionテクノロジーに対応する可能性があるという。

ProMotionテクノロジーは、Appleが開発した画面の高リフレッシュレート化技術。リフレッシュレートとは1秒間に何回画面の書き換えが行われるかを示す数字で、この数字が大きくなればなるほど画面描写が滑らかになる。すでにiPad Proに採用されている技術だが、実はまだiPhoneには採用されていない

ただし、リフレッシュレートが増えるということはバッテリーの消費が増えるということ。これを防ぐために120Hzのリフレッシュレートは常時ではなく、適宜必要な時に変えられる仕様になっていて、アプリごとに駆動レートが可変させるようになるのだとか。

また、リフレッシュレートの増加による消費電力の増加を補うため、iPhone 12 Proには従来よりも大きな容量を持つバッテリーを搭載する可能性があるとのこと。もしかすると、iPhone 12 ProはiPhone 11 Proよりも重量が重くなるのだろうか。

ノッチは小型化、Smart Connectorは搭載見送りに

ちなみにそのほか伝えられた情報として、ノッチの小型化とSmart Connectorの搭載見送りが伝えられている。

Smart Connectorについては、これまでのリーク情報から、iPhoneの側面に搭載されることが予想されている。どういった理由で搭載されるのかは定かではないものの、将来のiPhoneはポートレス化によって有線充電ができなくなることからそれを補うために非接触充電を可能にするという話がある。しかし、いまのところiPhone 12シリーズはLightningポートを廃止する動きはないため、同Smart Connectorが搭載されることはない、ということなのだろう。

また、小型化されるノッチには引き続き顔認証機能 「Face ID」 が搭載される予定だが、この顔認証機能については顔認証できる “角度” が現行から広がる予定で、さらにダイナミックゾーニングアルゴリズムと呼ばれる顔の追従認識アルゴリズムが採用されるとのことで、顔の認識精度がさらに改良される可能性がありそうだ。もしかするとアニ文字やミー文字などの機能も進化する予定なのかもしれない。

本体カラーには新色としてネイビーブルーが追加される予定であるとのこと。これについては著名リーカー(iPhone SE/第2世代やMacBook Pro 13-inch/2020の発売を言い当てた人物)のJon Prosser(@jon_prosser)氏からも確認が取れているとのこと。ミッドナイトグリーンに代わる新色として登場するようだ。

関連記事
2020年のiPhoneは120Hzの高リフレッシュレート実現する 「ProMotionディスプレイ」 搭載か
iPhone 12 Pro、やはり3眼カメラとLiDARスキャナが搭載か

iPhone 12
FOLLOW US
タイトルとURLをコピーしました