Appleは、iPadをPC化させることを本気で考えているのかもしれない。Appleはトラックパッドを内蔵したSmart Keyboardを開発している可能性があることが分かった。発売は2020年後半を予定しているようだ。
トラックパッド内蔵 「Smart Keyboard」 が2020年後半に登場か
米メディアThe Informationが27日に報じた内容によると、AppleはiPad用カバー兼キーボード製品 「Smart Keyboard」 に対してトラックパッドを内蔵させることを計画しているという。発売は2020年後半を予定しており、現在は大量生産の準備に向けて動いている段階とのこと。
Appleがトラックパッド内蔵型のSmart Keyboardを開発しているという話は以前にも一部メディアから挙がっていたことだが、もし本当にSmart Keyboardにトラックパッドが内蔵された場合、iPadでもMacのようにマウスカーソルを動かすことができるようになる可能性がある。
同メディアによれば、この新型Smart Keyboardは “次世代のiPad Pro” で利用できるとのこと。
Appleは今年春と秋の2回のタイミングで新型iPad Proを発売する計画だが、そのうち春は現行モデルのマイナーアップデートモデルに、そして秋は5Gに対応したメジャーアップデートモデルになる可能性があるとされている。今回報じられた新型Smart Keyboardは、秋に発売すると見られるメジャーアップデートモデルとともに登場する可能性があるという。
つまり来月、Appleは新製品発表イベントを開催する予定とされているが、同イベントでお披露目されることはないのかもしれない。
この新型Smart Keyboardは現行モデル 「Smart Keyboard Folio」 と同じ質感をもつファブリック素材で作られる予定とのこと。新しい機能や特徴はあくまでトラックパッドのみに限られることになりそうだ。
また、以前から静電容量式のキーボードを搭載するモデルもプロトタイプとして存在すると噂されているが、それが正式に採用されるかどうかについては現時点では分かっていない。
ちなみに、「iPadOS 13」 はマウスの入力をサポートするようになったが、それはトラックパッド内蔵Smart Keyboardを発売するための布石のひとつだったのかもしれない。
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