まもなく発売の新型Mac Pro向けにテンキーなしのMagic Keyboardも用意されている？

まもなく発売予定の新型Mac Proには、新カラー ｢シルバー＆ブラック｣ を採用したMagic Mouse 2とMagic Keyboard、Magic Trackpad 2が同梱予定であることがWWDC 2019で発表されている (Magic Trackpad 2はオプション) 。

これらのデバイスのうちMagic Keyboardに関してはテンキー付きモデルが用意されていることがAppleからは明かされていたが、このMagic Keyboardにはテンキーが搭載されていないモデルも存在することが明らかに。開発者Steve Troughton-Smith(@stroughtonsmith)氏が伝えた。

新型Mac ProのMagic Keyboardはテンキーなしも選択可能？

同開発者は11月1日、Twitter上で新型Mac Proに同梱予定のデバイスが ｢シルバー＆ブラック｣ の新カラーを採用することを見逃していたと発言 (同氏がApple製品について情報を見逃すことは珍しい) した。しかし、同ツイートには2種類のMagic Keyboardが掲載されていることが一部のユーザーで話題に。なんと、まだ発表されていないテンキーなしのMagic Keyboardを確認することができる。

I somehow missed the fact that the new Mac Pro has a line of silver and black accessories instead of the Space Gray of the iMac Pro pic.twitter.com/i8GkDv8Kut

— Steve Troughton-Smith (@stroughtonsmith) October 31, 2019

Steve Troughton-Smith氏がどこからこの画像を持ってきたのかは分からないが、おそらくmacOSの中から発見したのではないだろうか。

冒頭でもお伝えしたように今秋発売予定の新型Mac Proには以下のデバイスが同梱することが発表されている。

今回発見されたテンキーなしのMagic Keyboardがオプションとして選べるようになるのか、それとも単品で販売されるのかどうかは不明。WWDC 2019の時点でAppleはこれらのデバイスが単品で販売するかは未定としていたため、現時点ではMac Pro購入時のオプションとして用意されていると考えた方が良いのではないだろうか。

ただし昨年発売したiMac Proにはスペースグレイを採用したデバイスが同梱されていたが、のちに単体で販売された経緯があるため、いずれはシルバー・ブラックを採用したモデルも単体で販売されることも考えられる。

ちなみに、Magic KeyboardはApple公式サイトでテンキー付きモデルとテンキーなしモデルが販売されている。テンキー付きモデルはシルバーとスペースグレイの2種類が販売されているが、テンキーなしモデルはシルバーモデルのみのラインナップになっている。新色が登場するのは実ははじめてのことだ。

Mac ProはAppleが発表したプロ向けデスクトップPC。最大28コアIntel Xeonプロセッサが搭載され、グラフィックはRadeon pro 580xからRadeon Vega Pro IIまで選択可能。グラフィックボードは最大2枚まで連結させ、最大4枚まで搭載することが可能だ。メモリ容量は最大1.5TBで、8つのPCI Expressスロットを搭載する。

新カード ｢Afterburner｣ に対応し、60億ピクセルもの大量レンダリングをわずか1秒で完了させることができる。また8Kの動画ストリームを最大3本、4Kの動画ストリームは最大12本まで同時に編集することができる。まさにモンスタースペック。

ユーザーの手で各パーツにアクセスすることが可能で、購入後にユーザーが好きなパーツに換装できるようになっている。搭載される電源ユニットは1,400W。搭載ポートは2つのThunderbolt 3ポート、2つのUSB Type-Aポート、2つの10Gbpsのイーサネットポート、3.5mmイヤホンジャック。

価格は5,999ドル(約66万円)からで、日本での販売価格はまだ発表されていない。

関連記事
・新型Mac Pro (2019) が正式発表　最大28コアIntel Xeonプロセッサ、RAM容量は最大1.5TB　2019年秋発売予定
・今秋登場予定の新型Mac ProがFCCを通過　まもなく発売か