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9.7インチ型「iPad Pro」のベンチマークスコアが公開 12.9インチモデルとそこまで大きな性能差は存在せず

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いよいよ今週の木曜日に発売が迫っている9.7インチ型「iPad Pro」だが、購入予定の型は予約はすでに済んでいるだろうか。僕も予約は完了し、あとは家に到着するのをジッと待つだけだ。

先日、9.7インチ型「iPad Pro」に搭載されているRAMが残念ながら2GBとなっており、12.9インチ型「iPad Pro」に2GBも差をつけられてしまったことが判明しているが、実際の動作についてはどれほどの性能なのかがArsTechnicaにより判明しているのでお伝えする!

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「iPad Air 2」と比べると大幅にスコアが上昇 12.9インチ型と肩を並べる性能に

ArsTechnicaは、9.7インチ型「iPad Pro」の発売を前に、ベンチマークアプリ「Geekbench 3」で測定したベンチマークスコアを公表している。この公表結果によると、9.7インチ型「iPad Pro」は非常にパワフルな性能になっていることが明らかになっている。

まずは「iPad Pro」の頭脳部分となるCPUの性能比較だ。9.7インチ型「iPad Pro」は、「Pro」の名前がつく通り非常に高性能なチップ「A9X」を搭載しており、グラフを見ていただければ分かるように、シングルコア性能では、12.9インチ型「iPad Pro」が3,233なのに対し、9.7インチ型「iPad Pro」は3,075とまずまずのスコアを叩き出している。

また、重負荷がかかるときに役立つマルチコアのスコアでは、12.9インチ型「iPad Pro」は5,498だが、9.7インチ型「iPad Pro」は5,272と健闘している。

9.7インチ型「iPad Pro」に搭載されている「A9X」は、12.9インチ型「iPad Pro」と同じものになるのだが、Appleの公式比較表によると9.7インチ型「iPad Pro」の「A9X」は多少性能が落とされていることが明らかになっている。

実際にベンチマークスコアを確認すると、本当に性能が落とされているのを確認することができるのだが、12.9インチ型「iPad Pro」と比較すると普段の使い方ではそこまで大きく違いがないことがわかる。さすがに12.9インチモデルに比べると性能で勝つことはできないようだが、それでも「iPad Air 2」や「iPhone 6s」に比べてもスコアは段違いで、「A9X」は非常に性能が高いプロセッサであることは間違いなさそうだ。

また、GPU性能に関してもベンチマークスコアが明らかになっており、上の表を見ると、「iPad Pro」以外の端末と比べると圧倒的な差が生まれているのが確認できる。

当然9.7インチモデルは12.9インチモデルに比べて性能が劣っているだろうと思いきや、少し面白いことに、オンスクリーンの時のみ9.7インチモデルは12.9インチモデルを上回る結果になっている

ユーザーが見えない部分のグラフィック処理を行う「オフスクリーン」時のスコアでは大差をつけられてしまっているが、これらはディスプレイサイズが大きく異なることが影響していると思われる。

結果として、今回発売になる9.7インチ型「iPad Pro」は、12.9インチ型「iPad Pro」に勝てはしないが、肩を並べるレベルのスペックを持っていることになる。旧作となる「iPad Air 2」に大きく差をつけることに成功しているので、買い替えを検討している人にはオススメの端末だ。

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[ via ArsTechnica ]