新型11.9インチ「iPad Pro」コンセプト画像が公開　極狭ベゼルとFace IDで全面ディスプレイタブレットの登場

この新型モデルはiPhone Xと同じく、顔認証機能「Face ID」が搭載され、従来まで使われていた「Touch ID」、つまりホームボタンが廃止される予定。これによりベゼルが極限まで狭くなり、全面ディスプレイのタブレットが誕生する。

新型モデルがどのようなデザインを採用しているのかは、例のごとく正式発表まで不明だが、この新型iPad Proを予想したコンセプト画像が公開されているので、当記事で詳しく紹介したいと思う。

新型iPad Proの美しいコンセプトが公開

公開されたコンセプト画像は以下。これはデザイナーのÁlvaroPabesio氏が公開したもので、非常に美しい仕上がりになっており、いかにもAppleが開発する端末デザインといった雰囲気になっているのが特徴だ。

ÁlvaroPabesio氏のコンセプトでは、新型モデルはホームボタンは廃止されており、前面が全てディスプレイになっている。ホームボタンの廃止に伴って画面のロック解除には顔認証機能「Face ID」が使用されるというが、しかしながら「iPhone X」に搭載されたノッチ（切り欠き）は存在せず。

また、画面のコーナー部分はiPhone Xのような丸みを帯びたデザインになっており、現在の四角く切り取られた画面から大きく変化していることがお分かりいただけると思う。

現在、iPad Proは10.5インチモデルが存在するが、端末からホームボタンの排除、ベゼルが極狭化することで、画面は端末いっぱいに広がり、画面サイズは11.9インチになると予想している。

また、機能面も向上している。まずは顔認証機能「Face ID」についてだが、現段階で同機能が搭載されているのはiPhone Xのみとなっており、縦向きでしか認識することができない仕様になっている。

しかし、iPadは横向きで使う機会が多い端末であるため、この状態でもFace IDをパスすることができるようになると予想している。また、顔認識は最大で4人まで可能であるという。ちなみに、「iOS 12」からはiPhone Xでも最大2人まで顔認証が可能だ。

次にカメラ機能の向上について。新型iPad Proは背面にデュアルレンズカメラ（1200万画素）が搭載されると予想。iPhone XもしくはiPhone Plusシリーズで利用できるポートレートモードがiPadでも使えるようになる。

最後にマルチタスク機能について。現行のiPadでは「Slide Over」や「ピクチャ・イン・ピクチャ」など複数のマルチタスク機能が利用することができるようになっているが、新型モデルのそれは現行からさらに拡張させたものになるとÁlvaroPabesio氏は予想する。

具体的にはiPhoneアプリの移植によるマルチタスク。例えばiPhoneにしか存在しない「計算機」アプリをiPadでも利用できるようにし、それをマルチタスクで利用できるようにすることで、画面を広く使って効率的に作業することができるようになる。わざわざ計算するたびにアプリを切り替えする手間が不要だ。

これはあくまでもデザイナーが考えた新型iPad Proであるため、実際はどのような端末になるのかは不明。以前からの噂ではiPhone Xのようなノッチ（切り欠き）が存在するとされているが、今回のÁlvaroPabesio氏の予想するiPadはとても美しいデザインになっている。

これだったら、iPhone Xのデザインに不満を持っているユーザーにも受け入れてもらえそうだが、これを見たあなたは新型モデルを買いたくなっただろうか。