現地時間8月21日、米Microsoftは新型Xbox Series X|Sを10月15日に発売すると発表した。発売にあわせて本日から予約受付を開始している。
新たに発売する新型Xbox Series X|Sのラインナップ、価格は以下 (いずれも税込) 。
新たに発売する3つの新型Xbox Series X|S
- Xbox Series S 1TB オールデジタル (ロボット ホワイト):49,978円
- Xbox Series X 1TB オールデジタル (ロボット ホワイト):59,978円
- Xbox Series X SPECIAL EDITION (GALAXY BLACK):599.99ドル (日本での展開はなし?)
注目は、「Xbox Series X」 にオールデジタルモデルが追加されたこと。ディスクドライブがなくなるため、既存モデルよりもちょっぴりお安く購入できる。昨今はゲームはダウンロード版しか買わないというユーザーもいるため、そういったユーザーのニーズを汲み取った製品と言えそうだ。
これら新モデルを含めた現行モデルの全ラインアップは以下のとおり。ちなみに、Xbox Series XのGALAXY BLACKモデルは、残念ながら現時点で国内での発売の予定はないようだ。
製品名 | 容量 | ディスクドライブ | カラー | 税込価格 |
---|---|---|---|---|
Xbox Series S | 512GB | なし | ・ロボットホワイト | 44,578円 |
1TB | なし | ・ロボットホワイト ・カーボンブラック |
49,978円 | |
Xbox Series X (オールデジタル) | 1TB | なし | ・ロボットホワイト | 59,978円 |
Xbox Series X | 1TB | あり | ・カーボンブラック | 66,978円 |
Xbox Series X SPECIAL EDITION | 2TB | あり | ・ギャラクシーブラック | 599.99ドル |
本稿では、今回の新型モデルの発売日決定を機に現在販売中の 「Xbox Series X|S」 の全モデルの違いを改めてチェックしてみた。これから購入しようと思っている人は参考にしていただけると嬉しい限りだ。
▼ 「Xbox Series X|S」 本体を以下ストアで購入する
・Microsoft Store
・Amazon.co.jp
・
・ビックカメラ.com
・ヨドバシ.com
・ヤマダウェブコム
・ノジマオンライン
デザイン・サイズ
上記画像は左側が 「Xbox Series X」 、右側が 「Xbox Series S」 。
どちらも横幅は同じくらいであるものの、Series Sの方が高さは低く、厚みもSeries Xの半分以下と細長くなっている。なお、どちらも縦置き・横置きの両方に対応する。具体的なサイズ・重量は以下。
モデル名 | サイズ | 重要 |
---|---|---|
Xbox Series S | 6.5 × 15.1 × 27.5cm | 1.93kg |
Xbox Series X | 15.1 × 15.1 × 30.1cm | 4.45g |
本体カラーのラインアップは少し複雑だ。「Xbox Series S」 は512GBモデル/1TBモデルの両方にロボット ホワイトが用意。1TBモデルはカーボン ブラックのみとなっている。
「Xbox Series X」 は、ディスクドライブ搭載モデルがカーボン ブラック、ディスクドライブを搭載しないオールデジタルモデルがロボット ホワイトとなる。
各モデルにはXbox ワイヤレスコントローラーが1つ付属するのだが、そのカラーも本体カラーと同じものが付属する。
製品名 | ストレージ | カラー | 税込価格 |
---|---|---|---|
Xbox Series S オールデジタル |
512GB | ロボット ホワイト | 44,578円 |
1TB | カーボン ブラック ロボット ホワイト |
49,978円 | |
Xbox Series X オールデジタル | 1TB | ロボット ホワイト | 59,978円 |
Xbox Series X ディスクドライブ | 1TB | カーボン ブラック | 66,978円 |
本体に搭載されているポートは、配置こそ異なるものの、「Xbox Series S」 も 「Xbox Series X」 も同じ。USB Type-A (USB 3.1 Gen 1) が3ポートと、HDMI 2.1ポートが1ポート、1Gbps対応イーサネットも搭載する。
光学ディスクドライブはSeries Xのディスクドライブ搭載モデルのみが搭載するため、ゲームディスクを挿入してゲームをプレイしたい人は注意していただきたい。
▼ 「Xbox Series X|S」 本体を以下ストアで購入する
・Microsoft Store
・Amazon.co.jp
・
・ビックカメラ.com
・ヨドバシ.com
・ヤマダウェブコム
・ノジマオンライン
CPU・GPU・メモリ
搭載するCPUは、どちらのモデルも8コアの 「AMD Zen 2 CPU」 で、周波数は3.8GHzで共通。SMT (同時マルチスレッディング) 使用時の動作周波数も3.6GHzで共通だ。
Xbox Series X | Xbox Series S | |
---|---|---|
CPU | AMD Zen 2 CPU(8コア/3.8GHz) SMT使用時:3.6GHz |
AMD Zen 2 CPU(8コア/3.8GHz) SMT使用時:3.6GHz |
GPUはどちらも 「AMD RDNA 2 GPU」 が搭載されているが、CU (コンピュートユニット) の数がSeries Xが53、Series Sが20と大きく異なっている。これにより、ゲームのパフォーマンスの目安となるGPUパワーはSeries Xが12.15TFLOPSなのに対し、Series Sは4TFLOPSに抑えられている。
この違いはターゲットとしている解像度が両モデルで大きく異なることに理由がある。Series Xは真の4K@60fps (最大120fps) 、最大8Kの解像度に対応しているのに対し、Series Sは1440p@60fps (最大120fps) で、4Kはアップスケールでの対応となっている。
映像を出力する上でGPU性能が特に重要になるため、各々がターゲットとしている解像度に合わせたGPUが搭載されていると考えられるだろう。
Xbox Series X | Xbox Series S | |
---|---|---|
GPU | AMD RDNA 2 GPU ・52CUs@1.825GHz ・12TFLOPS |
AMD RDNA 2 GPU ・20CUs@1.565GHz ・4TFLOPS |
解像度 | 4K@60fps(最大120fps) 最大8Kまで対応 |
1440p@60fps(最大120fps) 4K対応(アップスケール) |
これらを考慮すると、4Kなど高画質でゲームをプレイしたい場合はSeries X、特に解像度を重視しないのであればSeries Sを選ぶべきだと言える。高解像度でゲームを遊ぶにはその解像度に対応したディスプレイも必要になるため、自分がゲームをプレイする環境もどちらを購入するかに関係してくるはずだ。
また、どちらのモデルも 「DirectX レイトレーシング」 や 「可変レート シェーディング」 に対応している。
ちなみに、Series XとSeries Sでは付属するHDMIケーブルも性能が異なる。Series Xには超高速HDMIケーブルが付属するのに対し、Series Sには高速HDMIケーブルが付属する。
メモリにも違いが設けられている。Series Xは16GB (10GB+6GB) 、Series Sは10GB (8GB+2GB) 。
Xbox Series X | Xbox Series S | |
---|---|---|
RAM | 16GB GDDR6 RAM (10GB+6GB) |
10GB GDDR6 RAM (8GB+2GB) |
メモリ容量が多ければ多いほど性能は良いと言えるが、実際にSeries XとSeries Sでゲームをプレイしてみて、メモリ不足によって大きく体験が異なることはほとんどないことから、ゲームパフォーマンスについては大きな差はないものと考えられる。
ストレージ
内蔵ストレージはSeries Xが1TB SSD、Series Sが512GB SSDもしくは1TB SSDを選択可能読み込み・書き込み速度はいずれのモデルも同じなので、単純に保存できるデータ容量が多いか少ないかの違いだけとなる。
もしこれでも容量が足りなければ、専用のストレージ拡張カードが別売されているため、それを使って拡張すると良い。ストレージ拡張カードの性能は内蔵ストレージと同じなので、読み込み速度の遅延などを感じることはないはずだ。
ディスクドライブの有無
「Xbox Series X|S」 の各モデルの中でディスクドライブを搭載するのは、「Xbox Series X」 のディスクドライブモデルのみ。「Xbox Series S」 は全モデルがオールデジタルで、「Xbox Series X」 にも新たにオールデジタルモデルが追加されたことで、オールデジタルが主流になった。
昨今、「Xbox Series X|S」 に関しては、国内でのゲームディスクの取り扱いがかなり少なくなり、ディスクを読み込むタイミングとしてはXbox One以前で発売した旧作ゲームをプレイしたり、Blu-rayの映画を視聴するときくらいなので、そういった用途で使う予定がなければ、オールデジタルモデルでも特段不便はなさそうだ。
価格・発売日・予約開始日まとめ
最後に 「Xbox Series X|S」 の価格・発売日・予約開始日について。
製品名 | ストレージ | カラー | 税込価格 |
---|---|---|---|
Xbox Series S オールデジタル |
512GB | ロボット ホワイト | 44,578円 |
1TB | カーボン ブラック ロボット ホワイト ←New!! |
49,978円 | |
Xbox Series X オールデジタル | 1TB | ロボット ホワイト←New!! | 59,978円 |
Xbox Series X ディスクドライブ | 1TB | カーボン ブラック | 66,978円 |
まずは上記の表を見て欲しいのだが、太字で強調している 「Xbox Series S オールデジタル」 のロボット ホワイトモデル、「Xbox Series X オールデジタル」 モデルは2024年10月15日に発売予定で、現在各ストアで予約受付を実施中。それ以外のモデルは現在も販売中だ。
価格は 「Xbox Series S」 が37,978円〜、「Xbox Series X」 が59,978円〜 (どちらも税込) 。両モデルの違いを把握して、自身に合ったモデルを選択していただきたい。
▼ 「Xbox Series X|S」 本体を以下ストアで購入する
・Microsoft Store
・Amazon.co.jp
・
・ビックカメラ.com
・ヨドバシ.com
・ヤマダウェブコム
・ノジマオンライン
(画像:Microsoft)