
Microsoftは6月26日、Xbox Series X|S本体の価格を世界市場で改定すると発表した。新価格は2026年8月1日から適用される。512GBモデルは100ドル、1TBモデルは150ドルの値上げとなり、2TBモデルの「Xbox Series X 2TB Galaxy Black」は販売終了となる。
Xbox Series X|Sは2020年11月に発売された現行世代の家庭用ゲーム機だ。発売当初はXbox Series Sが299.99ドル、Xbox Series Xが499.99ドルで投入されたが、その後は部材価格や世界的な経済環境の変化を背景に複数回の価格改定が行われている。
直近では2025年5月に日本を含む複数地域で価格改定を実施し、同年10月には米国市場で20〜70ドルの値上げを行った。今回の改定はそれに続く3度目の大規模な価格引き上げとなる。
ストレージ・メモリ価格の高騰が直撃。「Xbox Series X」は発売時から300ドル高に
Microsoftは今回の値上げについて、「コンソール向けストレージおよびメモリ価格が2.5倍以上に上昇しており、2027年秋までにさらに倍増する見込み」と説明している。
同社によれば、現在のコンシューマーエレクトロニクス業界全体が部品不足や価格高騰の影響を受けているという。特にゲーム機はスマートフォンやPCと異なり、製造原価を下回る価格で販売されるケースが一般的で、部品価格の上昇が収益に直接影響しやすい状況にあるとしている。
新価格では、Xbox Series S 512GBモデルが499.99ドル、Xbox Series S 1TBモデルが599.99ドルとなる。Xbox Series Xはデジタルエディションが749.99ドル、ディスクドライブ搭載モデルが799.99ドルへ引き上げられる。
発売時と比較すると、Xbox Series X(ディスクドライブ搭載モデル)は300ドル高い799.99ドルとなり、Xbox Series S 512GBモデルも約67%の値上げとなる。
新価格は以下の通り。
| 製品 | 旧価格 (6月26日現在) | 新価格 (2026年8月1日〜) |
|---|---|---|
| Xbox Series S 512GB | 399.99ドル | 499.99ドル |
| Xbox Series S 1TB | 449.99ドル | 599.99ドル |
| Xbox Series X Digital 1TB | 599.99ドル | 749.99ドル |
| Xbox Series X 1TB | 649.99ドル | 799.99ドル |
| Xbox Series X 2TB Galaxy Black | 799.99ドル | 販売終了 |
なお、日本国内における値上げは本稿掲出時点では発表されていない模様。参考として、国内での販売価格は「Xbox Series X」の1TBオールデジタルモデルが79,980円、1TBディスクドライブモデルが87,980円、「Xbox Series S」が512GBモデルが62,480円、1TBモデルが67,480円となっている(いずれも税込)。
分割払い・認定整備済み製品を拡充。中古流通プログラムも開始へ
価格改定とあわせて、MicrosoftはXbox本体を購入しやすくするための新たな施策も発表した。
Microsoft Storeでは「Buy Now, Pay Later(後払い分割)」の利用を拡大し、対象製品を無利息で分割購入できるようにする。また、Amazon経由では最長12か月の無利息ローンも提供する。
さらに、小売店との協力による中古本体流通プログラムも開始する予定だ。ユーザーが不要になったXbox本体を下取りに出し、その製品を整備したうえで低価格で再販売する仕組みとなる。
このほか、Microsoft Storeでは認定整備済みの「Xbox Certified Refurbished Consoles」を最大100ドル引きで販売している。
Microsoftは、Xbox Series Sが依然として同社のゲームプラットフォームへ参入する最も低価格な選択肢であると説明。今後発売予定の『Assassin’s Creed Black Flag Resynced』『Call of Duty: Modern Warfare 4』『Gears of War: E-Day』『Grand Theft Auto VI』『Halo: Campaign Evolved』『Madden NFL 27』などの大型タイトルを楽しめる環境として訴求している。
ゲーム機市場では、SIE(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)も2026年3月にPlayStation 5の値上げを実施しており、任天堂もNintendo Switch 2の価格改定を行っている。部品価格の高騰やAI向け半導体需要の拡大を背景に、現行世代のゲーム機は従来のような値下げ局面に入れない状況が続いている。
情報ソース
(画像:Microsoft)
