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Xbox Series X|Sの新たな省電力設定が今週正式リリースへ。Microsoftのサステナビリティへの取り組みがコンソールにもやってくる

今年1月に発表されたXbox Series X|Sの省電力オプション 「シャットダウン(省電力)」 が、今週いよいよ正式リリースを迎えることがわかった。現地時間12日、MicrosoftはXbox Wireを通じて案内している。

The Xbox April Update is Rolling Out Soon | Xbox Wire

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Xbox Series X|Sの省電力オプションが今週正式リリースへ

新たに提供がはじまるXbox Series X|S向けの省電力オプション 「シャットダウン(省電力)」 は、Xbox本体の電源がオフになっている時の消費電力を、スタンバイモード時の10~15Wよりも低い0.5Wに抑えるというもの。

夜間のアップデートの受信等に影響しない設計になっているため、ユーザビリティを損なわないのはもちろんのこと、自身がXboxコンソールを利用する頻度の高い時間帯を “アクティブ時間” として設定することで、その時間帯だけ電源がオフの状態からコンソールを起動するまでの時間を、数秒程度に(通常のシャットダウン時よりも) 短くすることも可能。

アクティブアワーは手動で設定することが可能な上に、コンソールを使用する時間帯に応じてXboxに自動でスケジュール化させることもできる。ちなみにこの 「シャットダウン(省電力)」 設定を利用することで、電源オフ時の消費電力をスリープ時に比べて最大で20倍まで削減できるという。

また、ゲームやOSのアップデートの受信も最も再生可能エネルギーを利用できる時間帯に行うCarbon Aware機能にも対応する(日本は未対応)。これを有効にすることで、温室効果ガスの排出量を抑えることが可能だ。なお、この機能はすでにWindows 11を搭載したPCで利用可能になっている。

これらは、今年1月からXbox Insider Programの参加者向けに提供されていた機能だが、このたびついに一般ユーザーにも提供が開始される。今週中にリリースされるアップデートを適用することで利用可能になるため、ぜひご利用いただきたい。

この機能は、MicrosoftおよびXboxが掲げる “ゲーミングの持続可能な未来の構築” のための取り組みの一環として提供される。Microsoftは、2030年までにカーボンネガティブを達成することを目標に、Xboxの研究開発、戦略的投資などを通じて、二酸化炭素排出量の削減に取り組んでいる。

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(画像:Microsoft)