現地時間8月21日、米Microsoftは新しいアクセシビリティコントローラー 「Xbox Adaptive Joystick」 を2025年初頭に発売すると発表した。価格は29.99ドル、一部市場で展開する。
「Xbox Adaptive Joystick」 は4つのボタン、バンパー、トリガー、そしてジョイスティックで構成されるアクセシビリティコントローラー。片手のみで操作できるため、両手を使って操作することが難しいユーザーをサポートできる。
搭載されるボタンはすべてカスタマイズでき、複数のプロファイルを作成し、ゲームごとにプロファイルを切り替えることもできる。
また、ジョイスティックには、サイズや形状 (高さ、幅など) の異なるサムスティックトッパーを装着することが可能。サムスティックトッパーは、Xbox Design Labから3Dプリンター用のデータを無料でダウンロードし、自ら作成したり3Dプリントサービスに持ち込むことで利用できる。
- プレート型サムスティックトッパー:大きな体の部位(あごなど)でスティックを操作する際に役立つ、浅いくぼみのある表面を提供します。
- ドーム型サムスティックトッパー:さまざまなグリップ強度や器用さに対応するために設計された、丸みを帯びた凸型の表面を特徴としています。
- スティック型サムスティックトッパー:狭い円筒形のグリップを提供し、高さとてこの力を増加させて、スティックの操作に必要な力を減少させます。
- プルサムスティックトッパー:親指や指、またはそれに類似した物体を囲む深いボウル状の表面を提供し、必要な圧力を軽減します。
- スフィア型サムスティックトッパー:スティックを握るなどの代替的な操作方法をサポートする、滑らかな丸い球形の表面を持ちます。
- カスタムサムスティックトッパー:粘土や成形可能なプラスチックなどの成形素材に対する接着力を強化し、プレイヤーが最適な形状を作成し、取り付けることができるようにします。
「Xbox Adaptive Joystick」 は、既存のアクセシビリティコントローラー 「Xbox Adaptive Controller」 に接続して使うことでフルアダプティブセットアップを構築できるほか、Xboxワイヤレスコントローラーと 「Xbox Adaptive Joystick」 を組み合わせて使用することも可能。Xbox Controller Assist (旧称Xbox Copilot) を利用して、他のXboxコントローラーとリンクさせ、ソロまたは他のプレイヤーと一緒にプレイすることもできる。
PCやXboxコンソールとの接続は有線方式。電池を交換したりバッテリーを充電する必要はなく、自由に歩くことができないユーザーでもゲームを楽しめる。
(画像:Microsoft)