昨年開催された「WWDC 2015」で発表された「Apple Music」は、現在有料会員だけで1,300万人を超え、たった1年で一大サービスに成長した。
現状の会員数の増加ペースを鑑みると、おそらく今後も有料会員数は増加を続けるものと思われるが、現状のユーザーインターフェイスなどユーザーにとって使い易いサービスであるかどうかは疑わしい。
ユーザーからは、少なくとも改善の声が上がっている同サービスだが、来月開催される「WWDC 2016」でサービスが刷新する可能性が浮上してきた。
Appleがサービスを提供している音楽ストリーミングサービス。iOS端末やMac、Android端末などで利用ができ、定額で音楽が聴き放題というサービス内容からユーザー数が毎月増えている。Apple Musicは、個人で利用するなら980円/月額、ファミリーで利用するなら1,480円/月額で利用することが可能だ。
オンラインラジオサービスも拡大予定?
Bloombergによると、情報筋からの話としてAppleは「Apple Music」のサービスを一新し、より見やすく、使いやすいように表示の仕方やレイアウトを変更する予定だと伝えている。
さらに、ダウンロードとストリーミングの仕組みを統合し、ユーザーにとってより理解しやすいよう工夫されたものになるという。
僕も定期的に使っている「Apple Music」だが、正直言って同サービスのインターフェイスは見づらい。一度慣れてしまえば問題なく使えるのだが、初心者にとっては割とハードルの高い仕様でしかなかった。
ユーザーからは、より使いやすくしてほしいという声も上がっており、今回の情報はその声に応えた形なのだろうか。ちなみに、刷新した「Apple Music」は来月に開催される「WWDC 2016」で発表されるものとみられており、オンラインラジオサービスの拡大も予定されているとのことだ。
現在、順調に有料会員数が増えていることもあり、Appleは「Apple Music」のサービスを拡大することでさらなるユーザーの獲得や既存顧客の繋ぎ留めるフェイズに入っていると思われる。
今後のサービス拡大は既存のユーザーにとって非常に重要。オンラインラジオの拡大だけでなく配信曲の拡大や同サービスを利用できる場面がもっと増えてくれるといいのだが。
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[ via 9to5Mac ]