将来的にiPhoneは、1本のケーブルを介してiPhone同士でデータ転送ができるようになるかもしれない。
本日未明に配信が開始された 「iOS 13 beta 3」 で未発表の新機能が見つかった。9to5Macが伝えている。
iPhone同士をケーブルに繋いでデータ転送できる機能が発見
今回見つかったのは、2台のiPhoneをケーブルにつなぐことで両デバイス間でデータ転送ができるというもの。「iOS 13 beta 3」 内にそれを示唆する記述や画像が見つかっていることから、iOS 13あるいはiOS 14以降に導入される可能性が高い。
この機能が役立つのは、おそらく新しいiPhoneを購入した時のセットアップ。これまでは、iTunesやiCloudなどを経由してiPhoneのバックアップを取得し、そのバックアップをもとに新しいiPhoneの再セットアップをする手順が必要だった。
しかし、このケーブルを介したデータ転送が利用できるようになれば、iPhoneはもっと簡単に、そして従来よりも高速に乗り換えできるようになるのかもしれない。また、Apple Storeなど店頭で購入したiPhoneに乗り換えるのも容易くなりそうだ。
ただしお気付きの方も多いと思うが、この機能は現時点で使うことができない。その理由は現状ではiPhone同士を繋ぐケーブルは存在しないからだ。
iPhoneには、「iPhone 5」 の時代からLightningコネクタが搭載されているが、両端にLightningコネクタを搭載したケーブルは未だかつて販売されたことがない。
もし、今回発見された機能を利用するには両端にLightningコネクタを搭載したケーブルが販売される必要がある。あるいは、iPhone側にUSB Type-Cが搭載されるようになれば、この問題が解決されることになる。
これまでの情報では、次期iPhoneはLightningコネクタを引き続き搭載するとされている。つまり、AppleはLightning – Lightningケーブルを発売するつもりなのか。真相は今秋の新型iPhoneの発表イベントで明らかになりそうだ。
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