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Microsoftは「Windows 10」でiMessageを利用できる環境を作りたい

Microsoftは、Appleのメッセージ機能「iMessage」をWindowsマシンでも利用できるようにすることにかなり積極的だ。

同社ジェネラルマネージャーのShilpa Ranganathan氏は、Appleと協力して、「iPhone」と「Windows 10」端末間でiMessageを共有できる環境の構築を望んでいる。

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「Your Phone」の中で、iMessageが利用できるようにしたいMicrosoft

Microsoftは今月7日から開発者向けイベント「Build 2018」を開催し、iOS端末とAndroid端末内の画像やメッセージ、通知などをWindows端末で閲覧することができるアプリケーション「Your Phone」を発表している。

同アプリは、プラットフォームを越えて利用することができる便利アプリと注目されているが、ただし複数のプラットフォームを完全に横断できるわけではなく、いくつかの障害があるそうだ。その中の一つがAppleのメッセージの閲覧・統合だという。

ユーザーのプライバシーを守るため、Appleは「iMessage」に対して非常に高いセキュリティを施しており、第三者がアクセスすることはかなり難しくなっている。それだけでなく、Androidをはじめとした他プラットフォームに対しても「iMessage」は解放しておらず、それはMicrosoftも例外ではない。

そのため、「Your Phone」でiMessageを閲覧することは事実上不可能なわけだが、だからと言ってMicrosoftは完全に諦めているわけでもない様子。Shilpa Ranganathan氏はThe Vergeのインタビュー内で「Appleのエコシステムを崩さない形での実装を実現したい」と述べており、あくまでもAppleの方針を尊重することを考えているという。

こういったMicrosoftからのラブコールを受けて、Appleは何を考えるのか。iMessageを閲覧できるように協力体制をとるのだろうか。

その答えはAppleのみが知ることだが、以前にも「iMessage for Android」の噂が出てから、一向に同サービスの提供が開始されないことから、残念ながらWindowsとの提携に関しても期待薄かもしれない。

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