MacRumorsによると、本日「Wi-FI Calling (コーリング) 」機能が米AT&T社ユーザーで使えるようになったとのこと!
AT&Tユーザーは[Setting (設定)]>[Phone (電話)]>[Wi-Fi Calling]でアクティベートできるようなので設定しよう。Wi-Fi Callingを導入するには契約状況や地域によっても違うそうなので代理店やコールセンター等に確認をしてみることをお勧めする!
Wi-FI Callingとはなにか
「Wi-Fi Calling」機能の存在を知っているだろうか。AppleデバイスではiOS 8で初めて対応した機能。日本では未対応の機能なため、「Wi-Fi Callingって初めて聞いた」という人も多いだろう。
Wi-Fi CallingはWi-Fiで電話やメッセージを送れる!
この機能は、Wi-FI電波で電話やメッセージが送れてしまう便利な機能だ。この機能があれば、携帯キャリアが提供している携帯の通話回線の圏外でも、Wi-Fiに接続さえしていればどこでも通話やメッセージを送ることが可能になる。
アメリカではT-Mobile US (2007年〜)やSprint (2014年2月21日〜)でiOSデバイスでなくても利用することができる。この二つのキャリアは、米国内大手キャリアであるAT&TやVerizonほどの巨大なサービスエリアを展開できていない。
そのため、どうしても都市郊外など電波圏外の地域が多く存在する。そのカバーできていない地域でWi-Fiが繋がれば、電話やテキストメッセージを送ることができて便利だね、というのが開発の目的だった。
日本国内でのWi-Fi Callingは「未対応」
日本では、国土が狭く、大手携帯キャリアが国内のほとんどを通信網でカバーしている。人が住んでいる場所はほとんど圏外なんてない上、逆にWi-Fiだけが繋がる箇所も少ないため導入する必要性はそこまで感じられないかもしれない。
だが、日本でも導入する意味のある場面というのがいくつか存在する。
国際電話が無料でできる!
Wi-Fi Callingが使えれば、Wi-Fiに接続している限り国内電話だろうと国際電話だろうと、通話料金は発生しないというメリットがある。国際電話をかける機会がある人だったら非常に便利な機能なはずだ。
海外のホテルでは、ロビーやラウンジなどでWi-Fiに接続できることも多い。海外出張や旅行の際、普段の電話番号で気軽に連絡が取れるのはかなり楽だ。
大災害が発生した際の連絡手段になる!
最近で言えば、東日本大震災などの大災害に見舞われた時などは、電話をかける人の許容量がオーバーしてしまったため、被災者と連絡が取れないなどの事態が発生した。
こんな時、電話回線だけではなく、Wi-Fiに接続できる環境だったなら、Wi-Fi Callingを優先で利用することで、有事でもスムーズに連絡を取ることができる!
このWi-Fi Callingはキャリア側での対応が必要になる。日本のどこのキャリアも対応していないため、Wi-Fi Callingを利用することはできない。もし、Wi-Fiで電話をするならLINEやSkype、Facetimeオーディオを利用するしかない。