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Valveが携帯ゲーミングPC 「Steam Deck」 発表。 2021年12月から順次発売予定、価格は399ドルから

現地時間7月15日、SteamでおなじみのValveは携帯ゲーミングPC 「Steam Deck」 を2021年12月から順次発売することを発表した。価格は399ドル〜。まずはアメリカ・カナダ・イギリスなど欧米にて販売を開始する。

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ValveのポータブルゲーミングPC 「Steam Deck」 発表

「Steam Deck」 は、Nintendo Switchに似た構成を採用した携帯ゲーミングPC。マルチタッチが可能な7インチ画面の左右に操作用コントローラーが用意され、手に持ちながらゲームをプレイすることが可能。また、外部ディスプレイに映像を出力できるドックも別売りされ、大画面でプレイすることが可能だ。

画面の解像度は1280×800、リフレッシュレートは60Hz。外部出力時は最大8K@60Hzまたは4K@120Hzの映像出力が可能だ。

主要スペックとして、プロセッサはZen 2 CPUとRDNA 2 GPUを組み合わせたAMD製プロセッサ。メモリは16GBの高速LPDDR5。ストレージは64GB、256GB、512GBの3ラインナップ。microSDカードスロットも搭載されているのであとからストレージを追加することも可能だが、256GB、512GBモデルはNVMe SSDを採用しているため、ストレージ速度を気にするならぜひ256GB以上を購入することをオススメする。

OSは、Valveの独自OSであるSteamOS。Linux系であるためLinux対応ゲームがプレイ可能。Windows向けタイトルについてもエミュレーターを使ってプレイすることができるという。ちなみに本機はジャイロ操作もサポートする。

また、サードパーティのアプリケーションをインストールすることも可能。Steam上にはないゲームをプレイできるだけでなく、Linuxコンピュータとして利用することも可能。

コントローラーには、ABXYボタンと十字キーのほか、L&RアナログトリガーやL&Rバンパー、表示&メニューボタン、背面には割り当て可能な4個のグリップボタンが搭載される。

そのほかにも静電容量方式フルサイズアナログスティック、32.5mm触覚フィードバック付き角型トラックパッドが搭載されており、マウス入力のような操作にも対応する。

「Steam Deck」 は、Bluetooth 5.0に対応しており、同規格に対応したコントローラやアクセサリ、オーディオに対応する。Wi-Fiはデュアルバンド(2×2 MIMO対応)で、IEEE 802.11a/b/g/n/acに対応する。

バッテリー持続時間は2~8時間。充電は最大45Wに対応している。そのほか詳細なスペックはこちらから確認できる。

「Steam Deck」 の価格は64GBモデルが399ドル、256GBモデルが529ドル、512GBモデルが649ドル。アメリカ・カナダ・イギリスなど欧米では2021年7月17日に予約受付が開始され、2021年12月に発売予定。そのほかの地域については2022年に発売予定となっている。日本でも公式ページが用意されていることから、国内での販売も行われるものと見られる。