当メディアはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

TourBox、Lightroom Classic向け「ダイナミックパネル」を発表。フルスクリーンレタッチと自由なパネル配置を実現

左手デバイスで知られるTourBox Techは、Adobe Lightroom Classic(LrC)向けの新機能「ダイナミックパネル(Dynamic Panel)」を発表した。

長年、Lightroom Classicユーザーからの不満として挙げられてきたのが、画面両端を占めるパネルによる「スペースの圧迫」と、自由に移動できないUI構造だ。今回発表された「ダイナミックパネル」機能は、この固定パネルの制約を取り払い、ユーザーが自由にパネルを配置・拡張できる新しいワークスペースを提供する。

「ダイナミックパネル」という機能の根底には、Lightroom ClassicのオリジナルパネルからTourBoxのコントロールを “切り離す” という発想にある。調整パネルをフローティングウィンドウ化することで、メインディスプレイを写真表示専用に使える「真のフルスクリーンレタッチ」が可能だ。

ユーザーは必要な調整項目だけを別ウィンドウとして呼び出し、位置やサイズを自由にカスタマイズできる。マルチスクリーン環境では、補正パネルをサブディスプレイに配置して、画像全体を見渡しながら細部を調整することも可能だ。

  1. 自由なパネル配置とマルチスクリーン対応:オリジナルパネルによるスペース占有が解消され、パネルをサブディスプレイにドラッグすることが可能となる。固定レイアウトから解放され、画像に集中できるワークスペースをカスタマイズできる。
  2. 誤差ゼロの正確性:ダイナミックパネルは、パラメーターの変化をLrCのオリジナルパネルと100%の精度で再現するため、誤差なくスムーズなコントロールが可能である。
  3. 学習コストの低減:色調補正に必要なパネルはすべて用意済み(組み込み済み)であり、事前設定が不要なため、学習コストゼロでレタッチ作業を開始できる。

TourBoxによれば、各スライダーや数値はLightroom ClassicのUIと完全同期しており、操作誤差はゼロ。既存の操作感を損なうことなく、ワークスペースの自由度だけを拡張できる。

ユーザーは自身の作業スタイルに合わせて複数のパネルを組み合わせたり、よく使うスライダーを10項目までまとめて配置したりできる。ポートレート編集用、風景補正用など、用途ごとに最適化したパネル構成を保存することも可能だ。

さらに、専用の補助機能も用意されている。

  • スマートカラーミキサー:色相・彩度・輝度(HSL)を一体化したスライダーで、色味の統合調整を直感的に行える。
  • スイング調整:微細なトーン差を感じ取りながらノブを“呼吸するように”動かせる、精密な回転操作が可能。

Lightroom内でマスクツールや削除ツールを起動すると、対応するダイナミックパネルが自動でポップアップ。アクティブなワークスペースを認識して、TourBoxデバイス側のボタン設定やプリセットも自動的に切り替わる。

これらの機能については、後日公開予定のレビューで詳しくお伝えする予定なので、もう少しお待ちいただければと思う。公式サイトの紹介ページはこちらから。

なお、現在TourBoxは公式サイトで全モデルを最大35%オフで販売する「秋のビッグセール」を実施中。最上位モデルの「Elite Plus」は15%オフで販売中だ。セールは10月31日まで実施する。

関連リンク

(画像提供:TourBox)