
東京・豊洲の「チームラボプラネッツ TOKYO DMM.com」(チームラボプラネッツ)で、新たな作品《波の塊》が公開された。
人が歩くと足元が沈み込む柔らかな彫刻と、そこを流れ落ちる無数の光を組み合わせ、来場者の身体の動きや、ほかの人の動きによって作品の形そのものが変化する作品だ。
歩くことで彫刻が変形し、光の流れも変わる
《波の塊》は、チームラボの作品群「Soft Black Hole – Your Body Becomes a Space that Influences Another Body」の新作として制作された2026年の作品。今回、チームラボプラネッツで体験できる作品として新たに加わった格好だ。
作品の上を歩くと、足元にある柔らかな彫刻が沈み込む。歩いたときに生じた力はその場で消えるのではなく、床に広がる大きな彫刻全体へと伝わり、彫刻の形を物理的に変化させていく。
さらに、同じ彫刻の上にいるほかの来場者の動きも、作品の形に影響する。自分が歩くことで生じた力が彫刻を通して周囲へ伝わる一方、ほかの人が歩いたことで生じた力も彫刻を変形させ、その影響が自分の身体へと伝わってくる。
来場者はそれぞれ独立して作品を体験するのではなく、ひとつの柔らかな彫刻を介して互いの動きや存在を感じながら、その場に身を置くことになる。
作品の上では、無数の光が絶えず流れ落ちている。光は変形し続ける彫刻の形に沿って、高い場所から低い場所へと流れていく。そのため、人が歩いて彫刻の形が変わるたびに、光の流れも変化する。
《波の塊》で使われている彫刻は、外側から眺めるために置かれたオブジェではない。来場者が実際にその上を歩き、足を沈み込ませることで形を変え、その変化を通じて自分や周囲の人の身体の動きを感じ取るための空間として作られている。
チームラボは《波の塊》について、人の身体と身体の関係の中で彫刻の形が生まれ、変化し続ける作品と位置付けている。自分の身体から生まれた力と、他者の身体から生まれた力が彫刻を通して連鎖し、ひとつの連続した場としてつながっていく体験を表現した作品となっている。
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(画像提供:チームラボ)
