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チームラボ、浜離宮恩賜庭園で夜のアート展を開催。光と音が連鎖する作品などを展示、11月25日から

teamLab, Pillar of Constant Flux © teamLab *Composite image *Not an actual exhibition photo

チームラボは、東京・浜離宮恩賜庭園で夜の野外アート展「チームラボ 浜離宮」を2026年11月25日から12月24日まで開催する。国の特別名勝・特別史跡に指定されている歴史ある庭園を舞台に、光や音を使った作品を展示する。風や雨などの自然環境に加え、訪れた人々の動きにも反応しながら変化するアートを楽しめる。

会場となる浜離宮恩賜庭園は、東京湾の海水を引き入れ、潮の満ち引きによって池の景色が変わる「潮入の池」を持つ江戸時代の大名庭園。もともとは徳川将軍家が鷹狩りや水鳥の狩猟に利用していた湿地で、1654年ごろから埋め立てが進められた。

その後、将軍家の別邸として利用され、明治時代には皇室の離宮となった。関東大震災や戦災で建物の多くを失ったものの、1946年には恩賜庭園として一般に公開され、現在まで受け継がれている。

約400年にわたって役割を変えながら使われてきた庭園の歴史と自然を生かすのが、今回のアート展だ。庭園そのものを作品空間として扱い、風や雨、森の木々の影響を受けながら、作品がその姿を変えていく。訪れた人々も鑑賞するだけの存在にとどまらず、作品の光や音の変化に関わることになる。

展示作品のひとつ「生生流転柱」は、風や雨、湿度などの影響を受けて動きや高さが変わる作品だ。環境の変化に合わせて形を変えながら、周囲の条件が保たれ、流れが続く限り、その存在を維持するという考え方を表現している。

teamLab, Autonomous Resonating Life © teamLab *Photo from a previous exhibition *Shot in real space. No AI or CGI.

「自立しつつも呼応する生命」では、卵形の立体物「Ovoid」が人や野生動物に押されたり、強い雨や風で倒れたりすると、光を強く放ちながら音色を響かせ、自ら立ち上がる。周囲のOvoidも次々に反応し、光と音が連鎖していく。さらに、近くにある「呼応する木々」にも光と音が伝わり、作品同士が影響し合う。人々の動きや天候によって、その場で生まれる光景が変わる仕組みだ。

teamLab, Resonating Microcosms – Solidified Light © teamLab *Photo from a previous exhibition *Shot in real space. No AI or CGI.

「呼応する小宇宙 – 固形化された光」も、Ovoidを使った作品だ。人に押されて倒れたOvoidが光と音を放ち、周囲のOvoidが呼応する。内部に現れる色彩の模様は、鑑賞者が見る瞬間に、その人の視点からひとつの形として認識される。さらに、鑑賞者の動きや作品自体の揺れ、周囲の環境によって模様が変化し続ける。

teamLab, Resonating Trees © teamLab *Photo from a previous exhibition *Shot in real space. No AI or CGI

「呼応する木々」では、人や野生動物が木々に近づくと、光と音が生まれ、周囲の木々へと広がっていく。「自立しつつも呼応する生命」とも反応し合うため、森の奥から光が押し寄せてくれば、その先に人や野生動物がいることを感じ取れる。自然の中を歩く体験と、作品が生み出す光や音が結び付いている。

teamLab, Spherical Crystallized Light © teamLab *Photo from a previous exhibition *Shot in real space. No AI or CGI.

このほか、透明な球体の中に光の球体が浮かんでいるように見える「光の球体結晶」も展示する。光の球体は物質として存在するものではなく、光と鑑賞者の身体、そして人間の認識によって形作られる。チームラボは、こうした作品を「認識上の彫刻」と位置付けている。実際に物体が存在するかどうかだけでなく、人が何かを認識したときに、それを存在すると捉えられるのかを問いかける作品だ。

庭園の森を歩きながら、長い時間をかけて積み重なってきた歴史と、今この場所にいる人々の存在が重なり合う。自然や人間、過去と現在の境界が溶け合うような体験を目指す。

本展は、東京都と東京国際文化芸術祭実行委員会が主催する「ARTE TOKYO(東京国際文化芸術祭)」の特別企画として開催する。プロデューサーは、新領域株式会社の杉山央氏が務める。杉山氏は、庭園が受け継いできた歴史と自然を大切にしながら、夜の浜離宮ならではの体験を国内外の来場者に届けたいとしている。

開催時間は18時から21時15分までで、最終入場は20時30分。作品を鑑賞するのに適した環境を整えるため、開場時間が前後する場合があるほか、天候などの状況によって一部作品の展示を中止する場合もある。

チケットは公式サイトで販売中。料金は大人2,500円、中高生1,500円、小学生900円、未就学児は無料、障がいのある人は1,250円。事前の日時指定予約制で、会場でのチケット販売は行わない。完売していない場合は、開催当日も公式チケットサイトから購入できる。

「チームラボ 浜離宮」の会期は2026年11月25日から12月24日まで。会場は浜離宮恩賜庭園(東京都中央区浜離宮庭園1-1)。

公式サイト:https://www.teamlab.art/jp/e/hamarikyu/
チケット販売サイト:https://hamarikyu.tickets.teamlab.art/
ARTE TOKYO公式サイト:https://artetokyo.jp/

(画像提供:チームラボ)