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「TaoTronics SoundLiberty88 (TT-BH088)」 レビュー | 自動耳検出やAIノイズキャンセリングなど便利機能多数の完全ワイヤレスイヤホン

先日、TaoTronicsの完全ワイヤレスイヤホン 「SoundLiberty92 (TT-BH092)」 が発売し、当サイトでは発売にあわせてレビューを公開したが、同モデルの上位モデルにあたる完全ワイヤレスイヤホン 「SoundLiberty88 (TT-BH088)」 が本日8月7日に発売した。

今回も販売元のサンバレージャパンからサンプルをご提供いただき、「SoundLiberty88」 を使ってみることができたので、使い心地や音質など詳細についてお伝えしたい。上位モデルの発売が気になっていた方は、ぜひチェックしていただければと思う。

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TaoTronicsのインナーイヤー型イヤホンに上位モデルが登場

こちらが今回発売した 「SoundLiberty88」 。充電ケースは 「Powerbeats Pro」 のような横広タイプだが、サイズは57.4×57.4×28.5mmとコンパクト。下位モデルの 「SoundLiberty92」 より若干サイズは大きいが、ほとんど同じくらいのサイズ感だ。

充電ケースは上蓋が手鏡のように大きく開く構造になっており、イヤホンが取り出しやすい。収納部分には程よい磁力のマグネットが仕込まれていて、ケースを逆さまにしてもイヤホンが落ちづらく、収納時の収まりも良い。

こちらがイヤホン本体。下位モデルと同じく、長時間装着していても耳が疲れにくいインナーイヤー型が採用されている。下位モデルは本体がツヤツヤとした仕上がりになっていたが、本モデルはマット仕上げになっていて、少し落ち着きのある雰囲気に。指紋などが目立たないのが地味ながらグッドだ。

実際に耳に装着した様子がこちら。表面がマット仕上げになっている関係で下位モデルの 「SoundLiberty92」 よりサラサラとした着け心地で、装着感はより軽めになっている。“着けている感” が少ないイヤホンが好きなら 「SoundLiberty88」 の方がオススメだ。

本モデルにもタッチセンサーが搭載されており、イヤホンの “頭” 部分にポンっと触れると様々な操作ができる。タッチセンサーの感度も良く、個人的にはこの手のタッチセンサーを搭載したイヤホンの中ではかなり使いやすいと感じた。操作方法は以下のとおりだ。

機能 操作
再生・一時停止 左or右を2回タップ
音量アップ 右を3秒以上長押し
音量ダウン 左を3秒以上長押し
進む 右を3回タップ
戻る 左を3回タップ
通話応答 左or右を1回タップ
電話を切る 左or右を2回タップ
通話拒否 左or右を2秒間長押し
音声コントロールのオン・オフ ペアリング完了後、左or右をビープ音が聞こえるまで2秒間長押し

「SoundLiberty88」 はBluetooth 5.0 BES2300Hチップを採用したことで接続が安定しており、音飛びや遅延が発生しにくいという特徴がある。下位モデルも接続の安定性には目を見張るものがあったが、本モデルもその点においては全く問題なしだ。

さらに本モデルは上位モデルということで、センサーによる自動耳検出機能が搭載。イヤホンの着脱を認識し、音楽を自動で再生・停止してくれる。気軽に着け外しができるインナーイヤー型との相性も良く、使いやすさが向上している。

また、本モデルの注目していただきたい機能のひとつが 「AIノイズキャンセリング機能」 。周囲の騒音とノイズを軽減し、より快適な通話を実現するというものだ。

アクティブノイズキャンセリングとは違って音楽再生時に周囲の雑音をカットしてくれるという機能ではなく、あくまで通話時のみに機能するノイズキャンセリングなのだが、車通りの多い大通りなど騒音の多い場所で通話するときに活躍してくれる。

実際に使ってみたが、効果はそこそこという感じ。インナーイヤー型のイヤホンは周囲のノイズを物理的にシャットアウトできない構造になっているため、完全に周囲の音を消し去ることはできなかった。しかし、雑音の多い中心市街地で使ってみても会話自体はクリアな音質でできたことから、その点は安心していただいて大丈夫だと思われる。

そして、イヤホンの最重要事項といっても過言ではないのが音質。「SoundLiberty88」 は10mm二層構造ドライバーを採用したことで、迫力のある音とクリアで透き通るような音を実現。オーディオコーデックAACにも対応しており、より高音質で音楽を楽しむことができるとしている。

実際に音を聞いてみると、下位モデルとなる 「SoundLiberty92」 とおなじく中音域~低音域の音がしっかりとしており、ずっしりと重みのある、それなりに迫力ある音に仕上がっていることが確認できた。TaoTronicsのイヤホンは価格以上の音質を実現していることが多いが、本モデルもそのとおりと言えるだろう。

音質については下位モデルと今回の上位モデルでどれほどの違いがあるのか気になる方もいると思われるため、今回は両モデルをじっくりと聴き比べてみた。

採用しているドライバーの大きさは下位モデルが13mm、上位モデルが10mmとなっていて、単純な大きさだけでは下位モデルの方が優れているようにも感じられるが、実際に聞いてみると良くも悪くも音質はほとんど変わらなかった。そのため下位モデルと上位モデルのどちらを購入しようか悩むようであれば、音質以外の要素を重要視した方が良さそうだ。

最後に駆動時間について。「SoundLiberty88」 はイヤホン単体で4時間の連続再生が可能で、充電ケース込みだと25時間の再生が可能だ。バッテリー持ちは完全ワイヤレスイヤホンの中では比較的長い方に入るため、使っている途中でバッテリー切れになって困ることはほとんどないと思われる。

充電ケース自体の充電は上側面のUSB Type-Cポートから行う仕組み。MacBookやiPad Pro、Nintendo Switchなどで使用するUSB Type-C充電器で充電できるため、わざわざ専用の充電器やケーブルを持ち歩く必要はないだろう。

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まとめ

今回紹介した 「SoundLiberty88 (TT-BH088)」 は、先日販売が開始された 「SoundLiberty92 (TT-BH092)」 の上位モデルだ。価格差もそこまで大きくないこともあり、性能自体も大きく異なるわけではないものの、下位モデルにはない一部の機能が搭載されているなど随所で上位モデルらしさが感じられた。

特に筆者は、イヤホンの着脱を認識し、音楽を自動で再生・停止してくれる自動耳検出機能が魅力と感じている。単純に外す・着けるだけで音楽の再生・停止ができるのは音楽用途のイヤホンとしては地味に便利だ。

また、本体に使用されている素材もマット素材で指紋などがつきづらいのも地味ながら魅力的。ウェアラブルデバイスは実際にデバイスに触る機会が多いことから、こういった仕様はのちのちに便利と感じるはず。

もちろん、すべてのユーザーにこういった機能が必要とは限らないため、下位モデルを買うというのも十分にありだろう。音質自体は大きく変わるわけでもないため、単純に “音” のみを求める場合は先に発売した 「SoundLiberty92 (TT-BH092)」 でも十分に快適に使えるはずだ。

「SoundLiberty88 (TT-BH088)」 は本日からAmazonで販売が開始されている。市場想定価格は7,599円前後となっているが、今回発売記念で20%オフクーポンが発行されている。このクーポンを活用することで6,079円(税込)で購入することが可能だ。本製品を購入したい方はぜひご活用いただきたい。

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