現地時間1月30日、米マイクロソフトは法人向けの新型Copilot+ PCとして、「Surface Pro (第11世代)」 「Surface Laptop (第7世代)」 を発表した。
どちらも昨年5月に発売した 「Snapdragon X Elite」 搭載モデルに対して、内蔵SoCをIntelの最新SoC 「Intel Core Ultra 200V」 に変更した製品ということになる。本稿では、上記2機種のうち 「Surface Pro (第11世代)」 について紹介する。
「Surface Pro (第11世代)」 が正式発表。IntelのLunar Lakeを搭載した2in1ノート
「Surface Pro (第11世代)」 は、マイクロソフトが提唱するAI要件 「Copilot+ PC」 に準拠した最新2-in-1ノートPCだ。Surface Pro Flex Keyboardと組み合わせて使うことで、ノートPCとして、あるいはタブレットとして使用できるデタッチャブル製品だ。本体に搭載されたキックスタンドで165°まで本体を倒すことが可能だ。
液晶モデルと有機ELモデルの2機種が用意されており、画面のサイズは13インチ。どちらもタッチやペン入力に対応する。解像度は2880 × 1920 (267ppi) 、縦横比は3:2、リフレッシュレートは最大120Hzに対応。
液晶モデルにはアンチグレア・適応型カラー技術を採用しているため、画面の反射を最大50%軽減できるほか、加えて有機ELモデルは高いピーク輝度や鮮やかな色彩により直射日光のもとでも高い視認性を実現する。
内蔵SoCにはインテルCore Ultra 5/7 (シリーズ2) を採用し、「Surface Pro 9」 と比較してCPU性能は最大28%、GPU性能は最大98%向上している。メモリ容量は16GB/32GB、ストレージ容量は256GB/512GB/1TB。
カメラは、フロントとリアの両方に搭載。フロントには超広角のクアッドHDフロント Surface Studioカメラを搭載し、自動フレーミングなどのAI機能が利用できる。リアには10MPのUltra HDカメラを搭載する。
外部ポートは、2つのUSB4/Thunderbolt 4ポートおよびSurface Connect充電ポートが搭載し、最大65Wの高速充電に対応する。3.5mmヘッドフォンジャックは非搭載。
バッテリー容量は、液晶モデルが46〜47Wh。バッテリー駆動時間は、ローカルビデオの再生で最大14時間、Web閲覧では最大10時間。
搭載OSはWindows 11 Home。通信は、Wi-Fi 7とBluetooth 5.4をサポート。
対応アクセサリは、「Surface スリムペン (2ndエディション)」 「Surface Pro Flexキーボード」 「Surface Pro キーボード」 など。
メモリ容量とストレージ容量の組み合わせは、液晶モデルが16GB /256GBと16GB/512GBの2種類、有機ELモデルが16GB/256GB、16GB/512GB、32GB/512GB、32GB/1TBの4種類を用意する。
本体サイズは287 × 209 × 9.3mm、重量は872g。薄型軽量デザインにより、持ち運びやすい。本体カラーはプラチナ、ブラックの2色展開。筐体には100%再生アルミ合金や100%再生レアメタルを含む再生素材を89.1%以上使用している。
Microsoft Storeでの価格は液晶モデルが262,680円〜、有機ELモデルが307,780円〜 (どちらも税込) 。すでに予約受付が開始されており、発売は2月18日を予定している。
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(画像:Microsoft)