iOS端末であれば全ての端末に搭載されている音声アシスタント機能「Siri」。
「iPhone 4S」が発売された時に初めて搭載された同機能は、これまで何度もMacに搭載されると噂されてきたが、結局は未だに搭載には至っていない。だが、次期「OS X」でいよいよ「Siri」がMacに搭載されることになるのかもしれない。
次期「OS X」でも「Hey Siri」が使えるように?
MacRumorsは、過去にAppleのソフトウェアの計画について情報を提供したことがある人物からの信頼出来る情報として、次期「OS X」のスクリーンショットを公開している。
その上で、Appleは音声アシスタント機能である「Siri」をMacに搭載する準備を進めている可能性が高いと伝えている。
こちらが今回のスクリーンショットだ。Dockの中に、「Siri」特有の波形が描かれているアイコンが存在するのがお分かりいただけるだろう。
さらに、メニューバー内の「通知センターボタン」と「Spotlight検索ボタン」の間には「Siri」のマークが。このどちらかのアイコンを押すことで「Siri」が起動し、ユーザーはMacを音声でコントロールすることができるようになりそうだ。
また、「Hey Siri」にも対応する可能性が高く、ユーザーはMacに対し「Hey Siri」と呼ぶことで「Siri」が起動することも想定されているようだ。この機能は、当初はデフォルトで「オフ」になっているようだがMacの設定から「オン」にすることが可能だとのこと。
まだ、MacのSiriは開発の初期段階であるとのことだが、最終的にはカレンダーでイベントを作成したり、電子メールの音読からメッセージやメールの作成もこなせるなど、現在のiOS端末と同じレベルで使用することができるようになるとのこと。
現在の「Siri」の完成度は完全とは程遠いレベルにあるようで、今回のスクリーンショットのアイコンと、来月に開催される「WWDC 2016」で発表される「OS X 10.12」で発表される時のアイコンとは違う可能性がある。また、発表段階でAppleがリリースするに相応しくないと判断した場合、最終的にはリリースの延期も検討されているようだ。
「WWDC 2016」は6月13日~17日に開催され、13日(日本時間14日)のKeynoteで次期「OS X」を発表する予定だ。その他に「iOS 10」や新型「MacBook」などが発表される可能性があり、今回の「Siri」の噂など楽しみな発表が満載だ。
[ via MacRumors ]