3月2日、Appleはロシア国内における製品の販売を終了した。ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、ウクライナのミハイロ・フェドロフ副首相がAppleに対しロシア国内でのサービス停止を要請していたが、それに応じる形となる。
ロシア向けのApple公式サイトでは、メンテナンス時などに使用される虹色のAppleロゴが表示されるようになっており、「Магазин Apple Store в данный момент закрыт. (Apple Storeは現在閉鎖されています。)」 との文字が記載。Apple製品の購入ができなくなっていることを伝えている。
Appleは公式サイトにおける製品販売停止に加えて、実店舗での製品販売の停止、小売業者に対する製品供給、Apple Payのサービス停止、ロシア国外のApp Storeにおいてロシア国営メディア 「RT News」 と 「Sputnik News」 アプリの配信を停止を行っている。
さらにウクライナ国内では、Appleマップの交通情報の無効化をおこなっており、渋滞情報や事故情報の表示の停止を実施。これはロシア軍のウクライナ侵攻に利用されないようにするための措置とみられる。
Appleはロシア国内のサービス停止措置にあわせて、「ロシアのウクライナ侵攻を深く懸念しています。苦しむすべての人々の味方です」 「Appleのチームができることを今後も行っていく」 と声明を発表している。
“We have paused all product sales in Russia. Last week, we stopped all exports into our sales channel in the country. Apple Pay and other services have been limited. RT News and Sputnik News are no longer available for download from the App Store outside Russia.” https://t.co/zVh60Pls6N
— John Paczkowski (@JohnPaczkowski) March 1, 2022
(via 9to5Mac)