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次期Mac Proと純正ディスプレイは「WWDC 2019」で発表か 次期iOSやmacOSは大幅アップデートを予定

Appleの開発者向けイベント 「WWDC 2019」 の開催まであと1ヶ月を切った。今年Appleは何を発表するのか、早くも世界中が注目している。

例年通りであれば、Appleは同イベントで次期iOSや次期macOSなどの各種OSを発表するとみられるが、米紙Bloombergが今年のWWDCで、Appleが発表する内容についてリーク情報を伝えている。

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新型Mac Proと純正ディスプレイがWWDC 2019で発表か

まずは、次期OSの話の前に新製品について。Appleは新型Mac Proと純正ディスプレイを開発中であることを以前に明かしていたが、Bloombergは、これらふたつのデバイスは今回の 「WWDC 2019」 で発表されると伝えた。

具体的にどのような製品になるのかについては触れられていないものの、これまでの噂では、新型Mac Proはモジュラー型で、内部のパーツをユーザー自身の手でカスタマイズできるものになると予想されている。

また、純正のディスプレイについては新型Mac Proよりもさらに謎に包まれている。ただし、Mac Proとの同時発表ならば、Mac Proの性能を生かせる品質であることが濃厚だ。これまでの噂では、画面サイズは31.6インチで、ミニLEDが採用されるという情報もあった。詳しくは以下の記事をご覧いただきたい。

関連記事:Appleのプロ向け純正ディスプレイ(31.6インチ)は今年中頃に登場か

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「iOS 13」 は大幅アップデートを予定か

次期iOSの 「iOS 13」 は 「Yukon」 というコードネームで呼ばれており、昨年の段階で導入が検討されていたものの、iOSの開発方針の変更により導入を先送りにしていた新機能や各種アプリの調整などが含まれているという。

Bloombergが伝えている新機能のうち、これまでに実装が噂されてきた新機能と今回新たに判明した新機能があるため、まずはこれまでにも情報が出ていた新機能について簡単にまとめてみた。

・ダークモードの実装
・iPadを外部ディスプレイとして利用できる機能
・Booksアプリの刷新
・「友達を探す」 機能と 「iPhoneを探す」 機能の統合
・メールアプリがより便利に

ダークモードに関してはコントロールセンターから簡単にオンオフできる仕様になるとのこと。また、Booksアプリには新しい進捗状況追跡機能が実装され、現在どこまで読んだかを把握しやすくなるようだ。

次に今回新たに判明した新機能について。今回判明した新機能は以下の通りで、キーボードの使い勝手が向上する新オプションや各種アプリの刷新などが予定されているようだ。

また、Healthアプリやリマインダーアプリなどの刷新により、これまでサードパーティーアプリに頼っていた機能を純正アプリのみで完結できるようになるかもしれない。

・キーボード上の文字を一度にスワイプして単語が入力できる新オプション
・Healthアプリに新たに 「聴力の健康」 セクションが追加、月経周期の追跡も可能に
・リマインダーアプリが刷新
・スクリーンタイムに新たに夜間の通話を制限する機能が追加
・iMessageアプリにプロフィール写真と表示名が設定可能に
・Mapsアプリで頻繁に使う場所の登録や場所のグループ化が可能に
・ホームアプリに防犯カメラ機能が統合、過去の録画映像が表示可能に
・HomePodにユーザーの声を識別する機能が実装、マルチユーザーで利用可能に
・写真やWebリンクなどを他のユーザーと共有する画面のインターフェイスが改善
・SafariにmacOS版Safariのようなダウンロードマネージャーが追加
・iPadのマルチタスクのインターフェイスが改善
・補聴器機能の改善

さらに、Appleはコードネーム 「Azul」 と呼ばれている来年リリース予定の 「iOS 14」 の開発にもすでに取り掛かっており、5G回線や新しいAR機能のサポートが実装予定とされている。

関連記事:「iOS 13」の特徴はダークモード。iPadはマルチウィンドウ機能も実装へ 9to5Mac報じる

次期macOSとwatchOSにも多数の機能が実装へ

次期macOSの 「macOS 10.15」 で注目すべきは、やはりiPadアプリとMacアプリの統合。

現行の 「macOS 10.14」 でもiOS向けに提供されている株価アプリなどの一部の純正アプリがmacOSに移行されていたが、「macOS 10.15」 ではさらに 「Podcast」 アプリや、次期iOSでも提供予定の 「友達を探す」 と 「iPhoneを探す」 機能を統合したアプリの提供が予定されているようだ。

また、次期iOSで刷新予定の 「リマインダー」 「Books」 アプリのmacOS版もiOSと同時にアップデートされることになる。iOSにはすでに実装されているものの、新たにMac向けに提供される機能としては、スクリーンタイムやメッセージアプリのエフェクトやステッカー、ショートカットアプリなどが挙げられている。

さらに、以前噂になっていた新しい 「Apple Music」 アプリの提供についても言及されている。ただし、こちらはMac用のプログラムとして開発されており、上記で挙げたアプリのようにiOSアプリのコードをベースに開発されるわけではない模様。

「WWDC 2019」 ではiPadアプリとMacアプリの統合に関する詳しい発表があるとみられる。従来まで、開発者はiOSとmacOS向けに別々のコードを用意する必要があったが、新しいSDKにより1つのコードで両OSに対してアプリを提供できるようになる。ちなみに、このSDKの提供に伴い、近いうちにiOS向けのApp StoreとmacOS向けのMac App Storeは統合が予定されているようだ。

関連記事:次期macOS 「macOS 10.15」、iPadをサブディスプレイとして利用できるようになる可能性

次期watchOSの 「watchOS 6」 では、Apple Watch向けのApp Storeが登場し、iPhoneを介さずともApple Watchからアプリを直接ダウンロード可能になる。また、ボイスメモが利用できるようになるほか、アニ文字やミー文字のステッカーの追加が予定されている。

さらに、新たにBooksアプリや電卓アプリがApple Watch向けに提供され、Apple Watchでオーディオブックを聞いたり、計算ができるようになる。新しいアプリとしては女性向けの健康アプリが2種類用意されており、一つはピルのリマインダができるアプリ、もう一つは月経周期を追跡するアプリになるとのこと。

新しい文字盤としては 「Gradient」 「X-Large」 「California」 「Solar Analog」 「Infograph Subdial」 などが追加される。そして、新しいコンプリケーションの追加も予定されているとのこと。

関連記事:Apple、「WWDC 2019」 開催を正式発表 2019年6月3日~7日の5日間

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