現在世界的に感染者を増やしているCOVID-19 (新型コロナウイルス) の影響で、修理の際に使われる交換用iPhoneの在庫が不足していることがわかった。米メディアBloombergが現地時間3月4日に報じた。
COVID-19の影響で交換用iPhoneの在庫が不足
Bloombergによれば、COVID-19 (新型コロナウイルス) の影響でiPhoneの生産能力が落ちていることが原因で、iPhoneの修理時に使われる交換用のiPhoneの在庫が不足しているとのこと。
Appleは同社修理部署の従業員に対して、交換用のiPhoneが2~4週間程度供給不足になることを伝えたようだ。また、一部店舗ではiPhoneの修理に使用する個々の部品も不足しているケースがあるという。
この交換用iPhoneは、修理が難しいiPhoneがApple Storeに持ち込まれたときに “最終手段” として対応するためのもの。例えば、iPhoneが水没して故障してしまった場合やそもそも電源が入らないときなどに用いられることがある。しかし、交換用のiPhoneがなければこういった深刻な状況に陥ったiPhoneを修理・交換することもできない。
すべての国や地域で同問題が起きているかどうかは不明。また、Bloombergによると一時的な代替機をAppleが用意するケースがあるとのことだが、その対応が全ユーザーに適用されるかは分からない (あくまで米国内のみの対応である可能性も) ため、現時点ではiPhoneの故障を防ぐようにユーザー側が気をつけることしかできなさそうだ。
関連記事
・「iPhone SE 2」 生産がまもなく開始か。最終検証段階との報道
・iPhoneの製造は2020年第2四半期まで改善できない模様 新型コロナウイルスの影響で