PS5ベータ版アップデート、DualSenseが「複数ペアリング」に対応。省電力モードも予告

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、7月24日(木)よりPlayStation 5向けのシステムソフトウェアアップデートのベータ版を配信開始する。

このアップデートでは、DualSenseおよびDualSense Edgeワイヤレスコントローラーが複数デバイスとの同時ペアリングに対応。ボタン操作でシームレスに接続先を切り替えられるようになる。

あわせて、今後提供予定の「省電力プレイ」モードの存在も明らかにされた。このモードを有効にすることで、対応するPS5タイトルにおいて消費電力を抑えたプレイが可能となる見込みだ。

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ボタン操作で最大4台のデバイスにペアリング可能に

これまで、DualSenseコントローラーを別のデバイスで使用するには、その都度ペアリングをやり直す必要があった。今回のベータアップデートではこの煩わしさを解消。1つのコントローラーを最大4台の機器に同時ペアリングできるようになり、登録済みの機器に対してボタン操作で瞬時に接続を切り替えられる。

ペアリング登録は、PSボタンといずれかのアクションボタン(△、◯、✕、▢)を5秒以上同時に押し続けることで行う。コントローラーのライトバーが2回点滅すればペアリングモードに入った合図だ。Bluetooth設定を開いた対応デバイス側でDualSenseを選択すれば接続できる。

その後は、PSボタンと任意のアクションボタンを3秒程度押すことで、登録済みのスロットから接続先を切り替えられる。スロット番号に応じてプレイヤーランプが点滅し、接続先を視覚的に確認できるのも地味にうれしい仕様だ。

この機能によって、例えば普段はPS5で使っているコントローラーをPCやスマホに接続してリモートプレイを楽しむなど、プラットフォームをまたいだゲームプレイがこれまで以上にスムーズになる。

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「省電力プレイ」モードで、よりサステナブルなゲーム体験へ

さらに、将来的に提供予定の新機能として「省電力プレイ」モードも発表された。これは、PS5の対応ゲームにおいて、パフォーマンスを一定程度抑えることで、消費電力を低減するというもの。

この取り組みは、ソニーグループが掲げる「2040年までに温室効果ガス排出量ネットゼロ」という環境目標に基づくもので、同社の長期的なサステナビリティ戦略の一環と位置づけられている。

現段階では設定項目のみが追加され、ベータ期間中は利用できない。なお、VRモードや一部の機能が制限される可能性がある点には注意が必要だ。

SIEは、ベータ版のフィードバックをもとに今後数ヵ月以内の正式リリースを目指すとしており、選ばれた参加者には7月24日より案内メールが順次配信される予定となっている。

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(画像提供:ソニー・インタラクティブエンタテインメント)

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