Appleは次期iPhoneから 「3D Touch」 を機能を廃止する—。今年1月にWSJが報じ、さらに5月に英BarclaysのアナリストBlayne Curtis氏が伝えていたが、どうやらこれは現実に起こる可能性があるようだ。
台湾メディアDigiTimesは9日、Appleは次期iPhoneこと 「iPhone 11 (仮称)」 から 「3D Touch」 機能を廃止する予定であると伝えた。
3D Touch機能は2019年のiPhoneで廃止?
3D Touchが廃止される理由については定かではないが、おそらくコスト削減のためだろう。
3D Touchは、iPhone XSやiPhone XS Maxに搭載されている画面の押し込み機能。画面を強く押すことで特定のアクションができる便利機能だ。
しかし、3D Touch機能をすべてのユーザーが使っているかというと実はそうでもないようだ。便利だが、利用できる機会も案外少ないために忘れられがちな機能であるのも確か。そんな機能のためにコストをかけるのであれば、その分他の機能にコストをかけたほうがいい。そう考えられてもおかしくはない。
実際この 「3D Touch」 の全機能は 「iOS 13」 からすべてのiPhoneで使えるようになるとAppleは説明している。方法は 「画面の長押し」 で。
iPhone XRには画面の長押しで3D Touch機能と同じ動作が可能な 「Haptic Touch」 が搭載されているが、この機能がすべてのiPhoneで利用できるようになるとみられている。
つまり、3D Touchの廃止は単なるアナリストの予測だけでなく、Appleが自ら暴露していると捉えることもできる。まだ確定的ではないが、その可能性は徐々に高まっている状態だ。
筆者としては3D Touchの廃止はあまり歓迎できない。3D Touchは文字入力の際、カーソル移動に便利なのだが、これがHaptic Touchになれば 「長押し」 に変わる。これはコピー&ペーストの操作と相性が悪いため、文字入力の速さはきっと3D Touch搭載モデルに比べて遅くなってしまう可能性が高い。
何かしらの改善策をAppleが用意している可能性があるが、現時点で 「iOS 13 beta」 ではそのような痕跡は見つかっていない。
DigiTimesはよく予測を外すメディアであることから今回の情報も信憑性はあまり高いとは言えない。ただし、徐々にそういった情報が増えてきていることから3D Touchが廃止されるかもしれないということは、考慮に入れておいたほうがよさそうだ。
ちなみに、DigiTimesの別のレポートによるとAppleは日本の対韓輸出規制の影響を考慮して、中国のBOEテクノロジーを有機ELディスプレイのサプライヤーに加える計画であるとのこと。
日本の輸出規制には、有機ELディスプレイを製造するために必要なフッ化ポリイミドが含まれており、Samsungの有機ELディスプレイが製造できる数量が大幅に減少する可能性が出てきている。日本と韓国の確執はiPhoneの製造にも大きく影響するようだ。
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