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米ディズニー、Huluを完全子会社化  動画配信を強化

5月14日(現地時間)、米ディズニーは動画配信サービス 「Hulu」 を完全子会社化することを発表した。

もともとは、ウォルト・ディズニー・カンパニーが67%、米コムキャストが33%の株式を保有していたが、ディズニーがコムキャストの持つ株式を、売買特権付きオプションで2024年以降に取得する。取得価額は275億ドル。また、Huluの経営権については即時譲渡することで合意した。

米ディズニーが 「Hulu」 を完全子会社化

米ディズニーはすでにスポーツ番組配信サービス 「ESPN+」を提供しており、さらに今年11月には動画配信サービス 「ディズニー+」 が提供予定。これに完全子会社化した 「Hulu」 を加える形で、動画事業を強化する見込み。複数の配信サービスを組み合わせて販売することも頭にあるようだ。

Huluは2007年にディズニー、21世紀フォックス、NBCユニバーサル(現在はコムキャスト傘下) などによる合弁事業として誕生。2008年にサービスが開始。

2018年にディズニーが21世紀フォックスを買収したことによって、同社はHuluの約60%を保有していた。ちなみに、Hulu (日本事業) は日本テレビが買収しているため、今回のディズニーによる買収は影響しないとみられる。

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