現地時間7月5日、Appleは「The App Store turns 10(App Storeは10歳を迎える)」を公式サイトで公開した。今年7月10日に10周年を迎えるApp Storeが、これまでどんな歴史を歩んできたのかを振り返っている。
App Storeの10年の歩みを振り返る
2008年7月10日、App Storeはサードパーティー製アプリを含む500のアプリと共に誕生した。当時のiPhoneは「iPhone 3G」。
App Storeができたことで、多くのユーザーが「アプリ」という新しいソフトウェアに触れることができ、これまでにない体験をすることができるようになった。ポケットに収まってしまうほどの小型で最先端のハードウェアと優秀なソフトウェアにより、開発者たちからは様々なアイディアが生まれ、「アプリ産業」とも言える新しいビジネスが始まった。
2009年には大きな変化を迎える。アプリにApp内課金機能が導入され、ユーザーは広告表示を消すなどの様々な機能のアンロックができるように。また、これによって開発者も多額の報酬を得ることができるようになった。
現在では、28,000以上のアプリが定期購読オプションを提供しており、2018年現在でApp Storeから開発者には1,000億ドル(11兆円)以上もの報酬が支払われているとのこと。
そして、App StoreはiPhoneだけでなく、iPadにも登場した。iPhoneよりも大きな画面を備えたiPadが登場したのは2010年のこと。この年、同時にMicrosoft OfficeなどのiPad用アプリの配信も開始され、現在では130万本ものiPad用アプリが配信されているという。
また、最近ではARKitの提供が始まったことで、iOS端末で優れたAR体験を楽しめるようになった。すでにポケモンGOなどの人気ARアプリも登場してきており、AR市場はさらなる拡大が見込める。今後の成長が楽しみな分野と言えるだろう。
Appleの決算発表等を見る限り、App Storeの収益は右肩上がりを続けていることがわかる。これが実現できている理由の一つに、Appleが開発者と利用者の両方にとって良い環境を作り続けていることが挙げられる。最近では、「Developer Union」という団体が設立され、iOSアプリ開発者たちがAppleとの交渉力を高める動きもあるが、2016年6月には定期購読制を導入するなど、開発者にとって課金制度の選択肢を多数用意している。
今回公開されたニュースリリース内では、人気アプリを開発しているAppleの主要パートナーたちがApp Storeに対する思いを語っている。中には「スーパーマリオラン」で大成功を収めた任天堂の宮本茂氏のコメントも含まれているので、気になる方はぜひニュースリリースをご覧いただければと思う。