macOS High Sierra 10.13.4、外付けGPUをサポート サポート端末と推奨GPUが公開

Appleは今月30日、macOSの最新バージョン「macOS High Sierra 10.13.4」を一般ユーザー向けに公開した。

同バージョンで、macOSはついに外付けGPUのサポート。Macに搭載されている「Thunderbolt 3」経由で、外付けのグラフィックカードを接続することで、Macのグラフィック性能を引き上げることが可能だ。

ただし、全てのMacや外付けGPUが利用できるわけではない、という点に注意が必要だ。AppleはeGPU機能をサポートするMacと推奨GPUを、公式サイトで公開している。

まずは同機能がサポートされるMac。資料によると以下の通りとなっている。

  • MacBook Pro(2016年製以降)
  • iMacおよびiMac Pro(2017年製以降)

上記表をご覧いただければお分かりいただけると思うのだが、対応するMacは要は「Thunderbolt 3」を搭載した端末のみということになる。以前から、Appleは「Thunderbolt 2」を利用したeGPUサポートもテストしていたが、どうやら現状では利用できない模様。

また、推奨されるGPUは以下の通り。

AMD Radeon RX 570/RX 580/Radeon Pro WX 7100

・OWC Mercury Helios FX3
・PowerColor Devil Box
・Sapphire Gear Box
・Sonnet eGFX Breakaway Box 350W
・Sonnet eGFX Breakaway Box 550W3
・Sonnet eGFX Breakaway Box 650W3

AMD Radeon RX Vega 56
・OWC Mercury Helios FX3
・PowerColor Devil Box
・Sonnet eGFX Breakaway Box 550W3
AMD Radeon RX Vega 64/Vega Frontier Edition Air/Radeon Pro WX 9100
・Sonnet eGFX Breakaway Box 650W
Thunderbolt 3 all-in-one eGPU products
・Sonnet Radeon RX 570 eGFX Breakaway Puck

eGPUは、一般ユーザーにとってはさほど必要な機能ではないかもしれないが、VRなど高負荷のかかる3Dゲームを開発する際などに重宝されるだろう。また、これらのゲームを遊ぶ際にも利用できる。

ちなみに、Boot Campを使用したWindowsではサポート対象外となっているので、その点は注意が必要だ。また、eGPUの接続方法についても解説されているので、詳しくはこちらから確認を。

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