大手仮想通貨取引所のコインチェックが今月13日に「日本円」の出金を再開する見通しであることがわかった。NHKニュースが報じている。
コインチェックは先月26日、約580億円分の仮想通貨NEMを不正アクセスによって流出。一時的に取引の停止および出金停止措置を行っていたが、先月31日に出金手続きの再開を数日以内に再開することを発表していた。
NHKニュースによると、コインチェックが顧客から預かっている資産のうち「日本円」の引き出しについてはシステムの安全性が確保できたとして、来週13日にも再開する方針を固めたとのこと。その一方で、先月28日に発表した被害者への補償時期や、顧客から預かっている「仮想通貨」の引き出しのめどは依然として立っていない状況であるとのこと。
コインチェックは先月29日に、金融庁から業務改善命令を受けており、再発防止策を来週13日までに提出することが求められている。