今年10月、ベルギーの大学でネットワークプロトコルに関する研究を行っているMathy Vanhoef氏らによって、Wi-Fiの暗号化に利用されるWPA2プロトコルの脆弱性「KRACKs」の詳細が発表された。
発表によれば、同脆弱性は「WPA2」を利用している全てのデバイスに影響があるとのことから、Appleを始めとする大手企業は即座にOSアップデートなどで同脆弱性に対応。しかし、Appleの「AirMac」シリーズに関してはファームウェアアップデートが配信された形跡がなかったが、ようやく今になってアップデートが配信されたことが判明した。
今回ファームウェアアップデートが配信されたのは、「AirMac Time Capsule」や「AirMac Extreme」「AirMac Express」などで、801.11nモデル用にはバージョン7.6.9が、802.11acモデル用にはバージョン7.7.9がリリースされている。これらのアップデートは、すでにiOSなどでは対応済みの脆弱性「KRACKs」への対策が施されたものになる。
アップデートするには、使用している「AirMac」シリーズのネットワークに接続しているMac端末もしくはiOS端末から「AirMac ユーティリティ」を開いて行う。iOS端末から利用するには専用アプリが必要になるので、App Storeから「AirMac ユーティリティ」アプリをダウンロードしてこよう。
ちなみに、「AirMac」シリーズに接続しているiOS・macOS端末がすでに「KRACKs」に対応している場合は同脆弱性を悪用できないとのことだが、一応「AirMac」シリーズを利用している場合は早めにアップデートしておくようにしよう。
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