いよいよプロ向け端末「iMac Pro」が明日発売される。これまでに、付属品やベンチマークスコアなどの様々な情報が明らかになっているが、さらに内部に搭載されるプロセッサに関する情報が入ってきた。
この情報を伝えているのは、iMoreのRene Ritchie氏。同氏はTwitter上で「iMac Pro」にはカスタマイズされた「T2」チップが搭載されると伝えており、この「T2」チップは、「MacBook Pro」のTouch Bar回りの処理を行うために搭載されている「T1」チップの次世代チップに当たるものになるようだ。
#iMacPro has a custom Apple T2 chip. #MacBookPro has a T1.
Step by step, Apple is scaling its silicon across the line.
— Rene Ritchie (@reneritchie) 2017年12月12日
さらにRitchie氏は、とあるユーザーから「噂されていたA10 Fusionチップの搭載は?」と質問された際に、以下のように回答している。
It’s branded T2.
— Rene Ritchie (@reneritchie) 2017年12月12日
つまり、Ritchie氏曰く、「T2」チップは実質「A10 Fusion」チップと中身は変わらず、名称だけが変わっただけのものであるとのこと。
Touch Barが搭載されない「iMac Pro」での「T2」チップの役割は不明だが、Ritchie氏のツイートに反応した一部のユーザーからは、「Hey Siri」への対応を期待する声が上がっている。
以前にも、開発者のSteve Troughton-Smith氏が、「A10 Fusion」チップの搭載により「iMac Pro」に「Hey Siri」機能が搭載されると伝えていたため、その可能性は十分にありそうだ。
追記:2017/12/13 5:10
開発者のCaleb Sasser氏によると、「iMac Pro」に搭載された「T2」チップはシステム管理コントローラやFaceTimeカメラの画像信号プロセッサ、オーディオ制御、SSD制御など従来からMacに搭載されている機能をメインプロセッサの代わりに処理するとのこと。また、パスワードなどの情報を保存したり、ハードウェア暗号化エンジンにも使用されるとのことだ。残念ながら、「Hey Siri」を使えるかどうかの報告は挙がってきていない。
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