発売がすぐそこまで迫っている「iPhone X」。以前から、生産の難しさから品薄が懸念されていたが、現在は安定的に生産、供給を行うことができているらしい。
9to5Macによると、KGI SecuritiesのMing-Chi Kuo氏が公開したレポートに、「iPhone X」の現在の生産状況に関する情報が記載されている。「iPhone X」の製造を難しくしていた赤外線ドットプロジェクタなど、TrueDepthカメラの部品の生産が安定しているとのことだ。
来年発売の新型iPhoneは「iPhone X」のカメラモジュールをそのまま流用か
この赤外線ドットプロジェクタが安定的に供給できていることから、「iPhone X」は当初の予定よりも安定的に生産できているとみられる。昨年と状況は異なるものの、昨年の「iPhone 7」シリーズよりも在庫に余裕があったように感じたのはそのためかもしれない。
「iPhone X」、初回出荷分はわずか数分で完売 今から注文すると4〜5週間待ちに
本日、「iPhone X」の予約受付がApple公式サイトをはじめ、各キャリアの実店舗・オンラインストア等で開始されている。 すでに予約が開始されてから30分ほどが経過しているが、初回出荷分は数分で完売。現時点では全モデルの出荷日が4〜5週...
corriente.jp
ちなみに、Kuo氏によると2018年に発売する新型iPhoneにも、「iPhone X」で採用されたTrueDepthカメラが搭載される予定であるという。各種コンポーネントなどを変更する必要性がないとのことだ。
もしそうなれば、同じモジュールを使用して次期iPhoneを作ることになるため、もし来年の端末に大きな変更点がなければ、今年度々噂されていたような生産問題に直面する心配はないだろう。
来年発売の新型iPhoneがどのような端末になるのかは分からないが、おそらく処理性能が引き上げられるなどのマイナーアップデートモデルになるものと予想される。