先月20日にリリースされた「iOS 11」のインストール率は、ようやく「iOS 10」のそれを超えたようだ。分析会社Mixpanelが収集しているデータによると、「iOS 11」のシェアは47.42%に達し、「iOS 10」のシェア(46.0%)を超え、最も多くのデバイスにインストールされているOSになったことが分かった。
「iOS 11」がリリースされてから、「iOS 10」のシェアを越えるためにかかった日数は約23日。これは、「iOS 10」が「iOS 9」のシェアを越えるまでに2週間しかかからなかったことを考えると、かなり遅いペースとなる。
ただし、グラフを見ていただければお分かりいただけるように、インストールされているデバイスは徐々に増えてきている様子も伺える。
今回、「iOS 11」の普及が遅い理由は「iOS 10」ほどの大きな変化(特に見た目に関して)がなかったことが挙げられる。iPad向けには「Dock」機能など新たな要素も加わっているが、iPhone向けには抜本的な変更が見られないため、「iOS 10」よりも普及ペースが遅れているものとみられる。
「iOS 11」対応機種 | ||
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iPhone | iPad | iPod touch |
iPhone X |
iPad Pro (12.9 inch, 第1世代) |
iPod touch (第6世代) |
ちなみに、「iOS 11」は以上の端末でインストールすることが可能。「iOS 11」の新機能は以下の記事でまとめているので、まだ同OSを試していない方はぜひご一読を。
「iOS 11」の最新版は「iOS 11.0.3」。iOSのアップデートは、「設定」アプリの[一般]>[ソフトウェアアップデート]から、もしくはPCやMacと接続しiTunes経由で行うことが可能だ。事前のバックアップをお忘れなく。
[ via MacRumors ]