昨年12月に、Appleから発売された完全ワイヤレスイヤホン「AirPods」。同イヤホンは見た目の通りケーブルが存在せず、縛られることなく使用できるのが最大の特徴だ。
ただ、ケーブルから解き放たれたことによって、使っているときは快適だが、外に持ち出すときや充電するときに必ず専用ケースに入れて持ち歩かなくてはいけないという面倒さもある。もっと便利に使うことはできないのだろうか。
それを解決するためのアイテムが、Kickstarterで資金を募集中。名前は「PodCase」、iPhoneケースの背面に「AirPods」を充電するためのポートが用意されたアイデア商品。元PebbleのクリエイターEric Migicovsky氏らが立ち上げたベンチャーNova Technologyが開発した。
本体には2,500mAhのバッテリーが搭載。AirPodsだけでなく、iPhone本体の充電も可能。バッテリー容量的には、AirPodsを40回、iPhoneを1回充電できる程度。
AirPodsは一度の充電で5時間も使えるので、このバッテリー内蔵ケースを使えば、最大200時間も使えるようになっている。充電の心配をする必要はなさそうだ。バッテリー自体の充電はUSB-C経由で行い、Lightningではない。
バッテリーが内蔵されている関係でケース自体はかなり厚みがあるようだが、ジーンズのポケットに入れて歩くことも可能。さらにポケットから「AirPods」だけがひょっこりと顔を出すため、音楽を聴きたい時にすぐに「AirPods」を取り出すことも、また「AirPods」を充電したいときに、すぐに充電ポートに「AirPods」を収納することができる。この手軽さは、純正の充電ケースでは実現できない。
この「PodCase」は「iPhone 7」「iPhone 7 Plus」用の2種類が販売される予定。さらに、今月12日に発表が予定されている新型iPhoneにも対応する予定であるとのこと。
同製品は現在、Kickstarterで出資を募集中。最低出資額は619香港ドル(79ドル、日本円では大体8,690円ほどだが、送料込みで約9800円程度になる予定。早くて2018年2月には出荷され、キャンペーン終了後は99ドルで小売店で販売される予定。興味がある方は出資してみてはどうだろうか。
「PodCase」への出資はこちらからどうぞ。
[ via The Verge ]