今秋登場予定の3つの次期iPhoneのうち、ホームボタンが廃止されベゼルが極狭になる「iPhone 8」が話題になっている。
この「iPhone 8」に関してはデザインの変更はもちろん、画面の大型化も予定されているが、実際に「iPhone 8」の動作する様子はまだ明らかになっていない。
しかし、これまでに多数のリーク情報を公開してきたBenjamin Geskin氏が、先ほど「iPhone 8」の動作した時のイメージ映像を公開。本物ではなく、あくまでクローンであるとしているが、実際に動作する「iPhone 8」をイメージするにはぴったりなものになっているので、ここで紹介しておこうと思う。
#iPhone8 clone with 18:9 display, virtual home button and small bezels. Not bad 😄 pic.twitter.com/hPL2xQslJu
— Benjamin Geskin (@VenyaGeskin1) 2017年8月28日
こちらがGeskin氏が公開した動画。最近の噂通り、18:9の大画面を持ち、ホームボタンが物理式ではなく、バーチャルボタンとして配置されている。また、端末上下左右のベゼルが現行モデルよりも狭くなっているのも確認できる。
現行の5.5インチモデル「iPhone 7 Plus」より若干コンパクトになった印象だが、画面が端末いっぱいに広がったことで、むしろ使いやすくなるのではないだろうか。
ただ、この動画に出てくる端末はあくまでも”似たもの”でしかない。というのも、Forbesなどが伝える情報によると、本物の「iPhone 8」の端末上部にはセンサーなど各コンポーネントが配置される”ノッチ”という箇所が存在する。
真の黒に近い色を表現できる有機ELディスプレイで黒ベースのUIを採用した場合、”ノッチ”と画面は一体化する。しかし、今回の映像のように黒以外の壁紙を使用した場合では、ノッチ部分の形状をしっかり確認できるはず。そのため、真に「iPhone 8」をイメージすることは残念ながらできない。
デザインに関しては、ほぼ確定したとみていい「iPhone 8」だが、目下注目されているのは「iOS 11」と端末デザインがどのように融合するのか。しかも、画面に食い込む形で存在する”ノッチ”部分がどのように機能するのか。
今回の動画ではこれらを確認することはできず、そもそもなぜホームボタンが廃止されるのかについても不明なままだ。
「iPhone 8」と「iOS 11」の融合に関しては、すでに各著名デザイナーがコンセプトデザインを公開している。実際にどうなるのかは不明だが、想像を膨らますために使って欲しい。各コンセプトは以下の記事等で紹介している。
ちなみに、「iPhone 8」は9月12日に発表されることが噂されている。また、同日には「iPhone 7」シリーズのアップグレードモデル「iPhone 7s」「iPhone 7s Plus」、新型「Apple Watch」と「Apple TV」の発表が予想されている。