次期iPhoneの最上位モデル「iPhone 8」は、ホームボタンの廃止に伴って「Touch ID」の廃止が噂されている。当然、「Touch ID」が廃止になった場合、指紋によるユーザーの生体認証は不可能になる可能性が高い。
iPhoneから生体認証を完全に排除するというのは非現実的な話で、噂ではAppleは「Touch ID」に代わる「Face ID」という顔認証機能を導入する予定だ。
これに関して、顔認証の精度や安全性については多くのユーザーから疑問の声が上がっているが、どうやらその心配はなさそうだ。
「Face ID」はやはり机の上においたままでも顔認証可能?
まず、「Face ID」の精度や安全性についてだが、元9to5MacのMark Gurman氏(現在はBloombergに所属)によると「iPhone 8」に搭載される「Face ID」の性能はかなり高く、「Touch ID」に比べて認証は早くて正確、そして高いセキュリティを提供できるとのこと。
Apple’s pitch come September will be that Face ID is quicker, more secure, and more accurate than Touch ID. People inside Apple say it is.
— Mark Gurman (@markgurman) 2017年8月6日
また、iHelp BRはAppleが先日開発者向けに公開した「HomePod」のファームウェアから「AXRestingPearlUnlock」という記述を発見。この記述から、「iPhone 8」の「Face ID」は机の上に横たわらせた状態でもユーザーの顔を認識できるようになっていることが濃厚に。ちなみに、この「Pearl」は「Face ID」のコードネームであるとみられている。
他にも「HomePod」のファームウェアの記述には「APPS_USING_PEARL」というサードパーティ製アプリでも「Face ID」が利用できることが予想できる記述が発見されたとのこと。開発者目線の話になるが、今まで「Touch ID」を利用していたサードパーティ製アプリは「Face ID」への対応が必要になるだろう。
ちなみに、「PEARL_AUTOLOCK」という自動ロック機能に関する記述も見つかっているが、これが具体的にどのような機能なのかは明らかになっていない。
[ via 9to5Mac ]