先ほど、9to5Macは「iPhone 8」や「Siriスピーカー」など今後発売される可能性のある数々のApple製品に関する重要なリークがFoxconnの内部情報者を名乗る人物によって米Redditに投稿されていると報じた。
この投稿者は以前にAppleとSonder Designとのパートナーシップについての書き込みを行っており、後にWSJからこの情報の裏付けが取れたという経緯があることから、信頼できる情報である可能性が高い。
今回投稿された内容には、「iPhone 8」「iMac」「MacBook」「Siriスピーカー」「ARグラス」と多数の製品の情報が含まれている。つい先ほど公開した「iPhone 8」編に続き、この記事では「iMac」や「MacBook」についての詳細をまとめた。
iMac・MacBookともに次回アップデートではデザインの変更はなし 大きく変更が加わるのは2018年以降
次期Macに関して、Foxconnのリーク者は、iMacとMacBookシリーズの二つに関して新情報を投下している。
まずはiMacについてだが、彼によると次回のiMacのアップデート時期は2017年内。その具体的な時期については明らかにされていないのだが、デザインの変更など大きなアップデートは実施されない予定だという。
しかし、2018年発売のiMacについては話は別で、従来モデルからデザインが大きく変更されたメジャーアップデートになる可能性があるとのこと。より多くのガラスが使用されたデザインになり、端末カラーがダークブラックな仕上がりになることが予定されているという。
そして、Appleが少量生産を開始したとされるmicro-LEDが「iMac」のAppleロゴ部分に使用されるとのこと。これはiMacの端末背面のロゴなのか、それとも前面のロゴなのかは分からないが、2018年モデルのiMacはリンゴマークが光るデザインになる可能性があるようだ。
そして、次に新型「MacBook」シリーズについて。「MacBook」の次回アップデート内容については、内部のアップデートだけが実施されるようで、こちらも大きなデザイン変更は実施されない予定。ただし、将来的にはキーボードに大きな変更が行われるかもしれない。
将来の「MacBook」は「Touch Bar」が継続的に搭載されるだけでなく、新たに「e-Inkキーボード」と呼ばれるキーボードが搭載される可能性があるとのこと。
「e-Inkキーボード」とは「e-Inkディスプレイ」の技術をキーボードに流用したもので、ディスプレイをキーボードに内蔵することによって、ユーザーはキー配列を自由に変更することができるようになるというものだ。
当然、ディスプレイなので電力の消費が起こるわけだが、「e-Ink」は他のディスプレイに比べて消費電力が少ないため、キーボードに流用することは十分可能とされている。
リーク者は今回の話で「MacBook」と伝えているが、”Touch Barを引き続き搭載”としていることから、おそらくこの話は「MacBook Pro」の話である可能性が高い。12インチ「MacBook」など他のMacBookシリーズについても「e-Inkキーボード」が搭載される予定なのかどうかは不明だ。
以上が、Foxconnの内部情報者を語る人物による「Mac」に関する情報。実際、これらが本当に実現するのかどうかは分からないが、興味深い話も多かった。
今年発売するMacが全てマイナーアップデートに終始することは少々残念な話ではあるが、製品サイクルからメジャーアップデートは来年以降になる可能性が高い。個人的には来年登場する端末に対して、とても期待している。