5月23日(現地時間)、Microsoftは中国の上海で新製品を発表するイベントを開催。同イベントで2-in-1タブレットPC「Surface Pro」シリーズの新型モデルを発表している。
今回発表された「Surface Pro」シリーズの新型モデルは「Surface Pro 4」の後継モデルに当たる。ただし、名称は「Surface Pro 5」ではなく「Surface Pro」となったようだ。
この新型「Surface Pro」は12.3インチで画面比率3:2のディスプレイを採用するなど、外見上の変化はほとんどないが、新たに開発された800のカスタムパーツを使用。特にヒンジは最大165度まで本体を傾けることができるようになったとのこと。
CPUには、Intelの第7世代Coreプロセッサである「Kaby Lake」シリーズが採用されたことでパフォーマンスが向上。バッテリー駆動時間も最大13.5時間と「Surface Pro 4」に比べると50%も改善されたという。
性能は向上しているが、動作音はより静かに。冷却機構の改善により「Core m3」モデルと「Core i5」はファンレスになり、「Core i7」でもファンの音はほとんどしないレベルにまで静音化された。
これらの変更が加えられた新型「Surface Pro」は米国など世界26カ国で6月15日から発売され、価格は最下位モデルで799ドル(約89,000円)。日本での発売はまだ未定となっている。
また、「Surface Pro」シリーズ初となる4G LTE対応モデルも登場することが明らかになっており、こちらは今秋の発売が予定されているとのこと。
「Surface Pro」のより詳細なスペックが知りたい場合は公式サイトで確認を。
ちなみに、Microsoftは新型「Surface Pro」の発表と同時に新型スタイラスの「Surface Pen」も発表している。
この新型「Surface Pen」は、従来モデルから筆圧感度が1,024段階から4,096段階に引き上げられており、スタイラス自体の傾きを検知するなど性能が向上している。こちらも気になる人は同時にチェックしておこう。