今秋に発表される「iPhone 8」に関して、これまでは発売が遅れるという噂が相次いでいたが、先日になって「iPhone 8」は例年通りの発売になるという情報が突如登場。
その情報によると、「iPhone 8」に搭載予定の「A11」プロセッサはTSMC社によって6月10日から生産が開始され、7月後半には量産体制に移行すると言われていたが、新たにそれよりもスケジュールが早まったという情報が入ってきている。
DigiTimesの新しいレポートによると、「A11」チップの唯一のサプライヤーである台湾のTSMC社が、同チップの生産を正式に開始したとのこと。
先日の情報より1ヶ月ほど早く「A11」チップの生産が開始か
今回レポートで触れられている「A11」チップとは、「iPhone 8」に搭載が予定されているプロセッサのこと。「iPhone 7」に搭載された「A10 Fusion」チップの次世代モデルで、「iPhone 8」の処理性能に関わってくる重要な部品だ。
同チップは、レポートによると生産上の問題があったことから生産が遅れていたようだが、現時点でその問題は解消済み。量産が始まる詳細な時期についての報告はないものの、そう遠くないうちに量産体制に移行されるものと思われる。
先日の情報では、「A11」チップは6月10日に生産が開始、7月後半には量産体制に移行するということだったが、DigiTimesの今回のレポートではすでに生産が開始されていることになる。生産開始が1ヶ月ほど早くなっているので、スケジュール的には6月後半には量産体制に移行する可能性がある。
「iPhone 8」は発売が大幅に遅れるという話がこれまでに何度かあったが、今回の情報から例年より少し発売が遅くなる程度で済むかもしれない。
ただし、「iPhone 8」には「A11」チップの他にも重要な部品がたくさんあるため、「A11」チップだけがスケジュール通りに量産されても、その他の部品の生産が間に合わないために発売が遅れることも考えられる。今後はその他の部品の生産情報にも注目しておこう。
ちなみに昨年発売した「iPhone 7」に搭載されていた「A10 Fusion」チップに関しては、2016年2月に発生した台湾地震の影響で製造が遅れ、結果的に「iPhone 7」シリーズの供給不足に繋がったと報道されていた。
[ via 9to5Mac ]