今年秋に発売する次期iPhoneのプレミアムモデル「iPhone 8」は、全面がディスプレイになるベゼルレスデザインが採用されると言われている。
以前からの情報ではホームボタンが廃止され、本体下部には「MacBook Pro 2016」で採用された「Touch Bar」のような操作バーが搭載されるとも言われているが、いまいち情報量が少ないのがディスプレイの上部について。
通常、iPhoneには各種センサーやFaceTimeカメラなど多数のコンポーネントが搭載されることが通例だが、これらの部品とディスプレイはどのように融和するのか。
ここ最近になってリーク情報を多数提供しているBenjamin Geskin氏が新たな情報を公開。ディスプレイの上部について説明しているので紹介しよう。
「iPhone 8」はディスプレイ上部のセンサー類を避けるようにディスプレイに切り込みが入れられる
Geskin氏が入手した情報によると、「iPhone 8」のディスプレイ上部は、各種センサーやFaceTimeカメラを避けるように切り込みが入れられたデザインになるとのこと。
まさに上記の画像のようなイメージ。コンポーネントがある部分だけディスプレイは存在せず、その左右の部分は端末の縁ギリギリまでディスプレイ化するという。
画像をパッと見た感じだと、かなり違和感があるように感じるかもしれない。だが、これは「iPhone 8」のディスプレイ方式が有機EL方式になるおかげで、ユーザーは今までと同じような感覚で使用することができるという。
そのイメージがこちら。有機ELディスプレイはひとつひとつのピクセルが発行する仕組みになっているため、黒の表現が得意。
真の黒に近い色を表示することができることから、センサーとカメラのある部分とディスプレイの一部を擬似的に一体化させることができる。この一体化したディスプレイ部分に、いつものステータスバーを表示させることで、いままでと同じようにiPhoneが使用できると、Geskin氏は予想している。
この部分だけにiPhoneのステータスを全て網羅することができるのかは分からないが、それらはUIの変更でどうにでもできそう。むしろ、ステータスバーがホーム画面外に押しやられたことで、さらに美しいデザインへと昇華することができたとすら思える。実際に採用されたとしても全く違和感を感じないだろう。
本当に上記デザインになるのか信ぴょう性に関しては定かではないものの、地味に楽しみな話だ。次期iPhoneの詳細なデザインが、少しずつではあるが見えてきた気がする。