今月19日、iPhoneのリーク情報を提供することで有名なSonny Dickson氏が次期iPhoneのプレミアムモデルこと「iPhone 8」の図面を公開した。
公開された情報は、先日に中国Weiboで公開されていたものとほぼ同じものとなっており、背面に「Touch ID」を搭載するための穴が開けられる可能性が高まっている。
にわかには信じられない話ではあるのだが、これが現実のものとなったら次期「iPhone」はどんな端末になるのだろうか。先日公開された図面をもとに、レンダリング画像を作成したユーザーが現れたので、ここで紹介しておこうと思う。
リーク画像をもとにInstagramのユーザーが3Dレンダリング画像を作成
今回、レンダリング画像を公開したのはInstagramユーザーのbro.king氏。フレームはアルミニウム素材になっているが、先日リークされた図面から正確に制作されているのがよく分かる。
リークされた図面にもあったように、背面には「Touch ID」用に丸い穴が開けられ、ユーザーはリンゴマークの下に指を置くことで本人認証をすることになる。他にも、横並びから縦並びに変更されたデュアルレンズカメラが再現されている。
今回のレンダリングを見るとよく分かると思うのだが、「iPhone 8」のデザインはやはり「iPhone 7」シリーズのように丸みを帯びたデザインから「iPhone 4」や「iPhone 5」時代の若干角ばったデザインに戻る模様。
サイズもリーク通りであれば「iPhone 7」よりも少し大きめで、「iPhone 7 Plus」よりも少し小さめの端末になることに。
現在、Appleは2種類のプロトタイプをテストしていると言われている。それは「Touch ID」をディスプレイに内蔵したものと、背面に「Touch ID」を搭載したものの二つだ。
Appleとしては、iPhoneのホームボタンを廃止し、その分だけ画面を大型化したい思惑があり、そのために「Touch ID」をディスプレイ内に内蔵することを計画している。ただしそれと同時に、画面内に「Touch ID」を搭載することに苦戦しており、リークされた図面のように背面に「Touch ID」を搭載するという作戦も検討中。
さすがにAppleが背面に「Touch ID」を搭載してまで、ホームボタンを廃止するとは思えないが、どうしても実現できなかった場合は背面にポッカリと丸い穴が開く可能性もあるようだ。
また、どうしても実現できない場合に第3の選択肢として「Touch ID」を廃止することも検討していると報道されていたりもする。結局のところ、まだAppleは「Touch ID」をどうするのかを決めていない。つまり、先日リークされた画像もあくまでテスト段階のプロトタイプ用図面の可能性もあるのだ。
最近になってAppleは、次期iPhoneを次のテストに進めることに成功したと言われているが、それは「Touch ID」がどこに搭載されたモデルなのか、とても気になるところ。出来ればディスプレイ内に搭載されたタイプであることを祈りたい。
[ via MacRumors ]