昨年10月にAppleが発売した「MacBook Pro 2016」は、従来のファンクションキー部分に「Touch Bar」と呼ばれる有機ELタッチスクリーンが搭載。「Touch Bar」の右端には指紋を読み取る「Touch ID」が搭載された。
この「Touch Bar」は今のところ「MacBook Pro 2016」にしか搭載されていないわけだが、Appleは当初から「Magic Keyboard」などの外部キーボードに「Touch Bar」の搭載を視野に入れていたようだ。
米国特許商標庁(USPTO)は、Appleが2016年9月に出願した「Touch Bar」に関する特許を米国時間3月30日に公開している。
Appleは「Touch Bar」開発当初から外部キーボードへの搭載を検討?
米国特許商標庁が公開した特許の資料では、「Touch Bar」という名称自体は見当たらないものの、「MacBook Pro」本体のファンクションキー部分にタッチスクリーンが搭載され、ここを指でタッチして操作する様子が描かれている。
「Touch Bar」は様々な操作が可能で、指をスライドさせて音量バーを調節したり、「Touch Bar」上でクネクネと波を描くように指を動かしている様子も見受けられるが、なんと押す力の強さも検出できるという記載も。これが採用されればiPhoneの「3D Touch」のような操作ができるようになる可能性もある。
そして、この特許で一番重要なのが、Appleは「MacBook Pro」だけに搭載する目的で「Touch Bar」を開発したわけではないということ。資料には外部キーボードに「Touch Bar」が載っている例があり、もしかすると将来的には「Magic Keyboard」に「Touch Bar」が搭載されることになるかもしれない。
Appleが新しいキーボードの開発に着手しているという噂はちらほらと挙がっているが、やはりAppleは「Touch Bar」を搭載した外部キーボードを積極的に作ろうとしていたに違いない。
ただし、ワイヤレスキーボードに「Touch Bar」を搭載するとなると、バッテリー持ちなど解決しなければならない問題が複数ある。もし実現させるなら、Appleはこれらの問題を乗り越える必要があるだろう。また、Appleが特許を申請しているからといって必ずしも製品化されるという保証はない。
そもそも「Touch Bar」に関しては一部ユーザーから不要論も出てきているので、実現するかどうかは不明だが、iMacなどの据え置きMacをメインで利用しているユーザーの皆さんは、キーボードに「Touch Bar」が搭載される可能性があるとだけは認識しておこう。
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