AppleはこれまでのiOSのアップデートで、32bitアプリの起動時に「将来のバージョンでは動作しなくなる可能性があります」という警告文を表示させたり、設定アプリに32bitアプリの一覧を表示できる項目を追加してきている。
これらの動きから、Appleは「iOS 11」で32bitアプリのサポートを打ち切るのではないかと噂されていたが、やはりその可能性が高いことが判明した。
開発者のSteven Troughton-Smith氏は、「iOS 11」で32bitアプリのサポートが完全に終了すると述べている。
「iOS 11」では32bitアプリのサポートが完全に終了、将来的には32bitのプロセッサのサポートも終了へ
Smith氏は「iOS 11」で32bitアプリのサポートが完全に終了するとはっきりと聞いており、9月以降もアプリを配信し続けたいなら今すぐアプリを64bitにアップデートする必要があるとツイート。
また、同氏は将来的には32bitのプロセッサのサポートも終了すると発言していることから、32bitのプロセッサを搭載している「iPhone 5 / 5c」と「iPad (第4世代)」のサポートも近々終了することになりそうだ。
(…and it sounds like future A-series chips won’t even include 32-bit support. Wonder if that’ll free up any performance/die space?)
— Steve T-S (@stroughtonsmith) 2017年4月8日
32bitアプリや32bit端末のサポートに関しては、これまでも何度か終了の噂が流れてきているが、今回のSmith氏のツイートにより、かなり可能性が高くなったと言えるだろう。
開発者の方々はすぐにでもアプリを64bitにアップデートするようにし、「iPhone 5 / 5c」と「iPad (第4世代)」を利用しているユーザーは新端末への乗り換えを検討しておくようにしよう。
[ via 9to5Mac ]