つい先日、金銀バージョン(第2世代)のポケモンが追加されたばかりの「ポケモンGO」。各国でのリリース後の混乱期を抜け出し、ここ最近になって新要素を詰め込んだアップデートの頻度が多くなってきた。
ーーポケモンGOは2017年中に3つの大型アップデートを実施、多数の新機能を実装する
以前、Nianticのハンケ氏はこう明かしていたが、実際に何の機能が実装されるかについては明言されていなかった。
しかし、WIRED.deのインタビューに応じた同氏は今後のアップデートについて触れており、あの「伝説の三鳥」を含む複数の変更点を明らかにしている。
「伝説の三鳥」が実装へ 「ミュウ」や「ミュウツー」は見送りか
2017年に実施予定のアップデートは大きく分けて3つ。まずは、「ファイヤー」「サンダー」「フリーザー」の三匹の伝説ポケモンの登場。どのような形で登場するのかについてはまだ不明なのだが、一般ユーザーでもこれらのポケモンを捕まえられるようになると思われる。
当初の予想では、「ミュウ」や「ミュウツー」といったチート級のポケモンも実装される見込みだったのだが、ゲームバランス(ポケモン全体のパワーバランス)を崩す可能性があるため、実装は見送られる可能性があるという。
まずは、チームカラーに紐づけられたこれら三匹のポケモンの実装が先行されると予想される。
ジム戦にチームバトルの概念が導入
ふたつ目。ハンケ氏によれば、現在の「ジムバトル」の大幅な仕様変更が計画されているとのこと。
今のジムバトルは、あくまで設置されたポケモンに対してほぼひとりで立ち向かうバトル形式が採用されている。ただ、ハンケ氏はこのシステムに対して「未完成」であると語っており、Ingressで培ったチームバトルの概念を導入したいとのこと。
彼は、同じゴールを達成するために友人などの他のプレイヤーと協力してプレイする状況を作りたいと明かしている。
以前から噂されている「トレーナーバトル」については、このアップデートに含まれるのかどうかは不明。ただ、Nianticは同機能を近いうちに実装すると言っていることから、期待しても良さそうだ。
地域限定ポケモンのシャッフル
そして三つ目。「ポケモンGO」で実装されているポケモンの中には地域限定ポケモンが何匹かいる。
例えば、アジア地域においては「カモネギ」が出現するように、オーストラリアでは「ガルーラ」、北米では「ケンタロス」というように、その地域のみにしか出現しないため、日本のプレイヤーはオーストラリアに行かないと「ガルーラ」を捕まることはできなかった。
これに関してハンケ氏は今後、地域ポケモンのシャッフルをする可能性を示唆。もしかすると日本でもガルーラやケンタロスを捕まえることができるようになるかもしれない。
ちなみに、現在の地域限定ポケモンは以下の通り。
- アジア:カモネギ
- オーストラリア:ガルーラ
- ヨーロッパ:バリヤード
- 北米:ケンタロス
- 中南米:ヘラクロス
- 北緯32度~南緯25度 サニーゴ
他にもハンケ氏は、位置偽装やBOTと言った不正行為を行っているユーザーをBANすることも検討しているという。理由は、これらの行為が新機能の実装を大幅に送らせているから。
ただ、同氏はこれらの不正行為はユーザー側の責任ではなく、開発元の責任であるという認識でいるため、不正行為をできないように仕様変更をする可能性を示唆している。
これらの行為は単純にゲームバランスを変えてしまうだけでなく、サービス全体のサーバー負荷にも関わってくる。早期の新機能実装のためにも、こういった不正行為はやめましょう。
以上がジョン・ハンケ氏が語った「ポケモンGO」の今後の展望。
2017年中にあと3回の大型アップデートが行われるようだが、他にも「トレード機能」の実装なども噂されているように新機能の噂は絶えない。
長く遊び続けるためにはもっと夢中になれる新機能が必要だろう。ユーザーは次なる一手を期待している。