昼と夜、どの時間帯でも全てのポケモンが出現するように設定されている「ポケモンGO」だが、今後は時間帯や天候によって出現するポケモンが変化するようにシステムが変更になるかもしれない。
「ポケモンGO」の開発を行っているNianticは、現在の「昼」と「夜」の他に、「夕方」「夜」の概念を導入し、フィールド上の景観を細かく変化させることを計画しているという。
米サンフランシスコで開催中の「GDC 2017」にて、NianticのDennis Hwang氏がMobile Summitで登壇。現状の「ポケモンGO」の開発状況と今後の方針について明らかにした。
天候や時間帯によっては出現するポケモンに変化が起こるかも?
同セッション内でのHwang氏の発言によると、現在「昼」と「夜」しか存在しない時間帯の表現に、新たに「朝」と「夕方」の概念が追加される予定であるという。
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夕方や朝の画面では、朝焼けや夕焼けの景観が表現され、よりリアルなフィールド画面にアップグレードされる計画だ。また、天気予報のプログラムと連携させることで、フィールド上の天気も変化するシステムを導入することも検討中であるとのこと。
そして、現実世界の時間や天候リンクするのはもちろんだが、時間帯や天候によっては、出現するポケモンも変更される可能性がある。
これについては今回は触れられていないが、海外メディアによればすでに一部のポケモンは昼夜で出現率が異なるという報告も存在するため、今後は特定の時間で捕まえやすくなるポケモンが出現する可能性もある。
「ポケモンGO」の累積ダウンロード数は6億5000万。初リリースから2ヶ月の時点で5億ダウンロードを突破していたため、この半年間で1億5000万人ものプレイヤーが同ゲームに参加したことになる。
すでに同ゲームから離れてしまったユーザーも多いが、それでもイベントや新機能が追加されれば何かと話題になる「ポケモンGO」。今後はトレーナーバトル機能やトレード機能など、多数の新機能が追加される予定であることが明かされている。
ちなみに、Hwang氏によると今回のアップデート計画は社内で「モックアップ」と呼ばれているとのこと。これらの機能は開発初期から検討されていたようだが、当初予想の50倍のユーザーが一気にプレイを開始したこともあり、サーバー負荷への対応に追われたことからこれらの機能の実装は見送られていたようだ。
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