Apple、1,000人規模でAR関連技術の開発を行っている? 早ければ「iPhone 8」でお披露目になるかも

2017年に発売予定の次期iPhoneの「iPhone 8」は、全面ディスプレイやワイヤレス充電機能など、多数の新機能の搭載が噂されているが、他にもAR関連の新技術が搭載されることになるかもしれない。

Appleは、過去にAR技術に長けた会社を複数社買収してきているが、これらの技術を応用した新しい機能が、早ければ「iPhone 8」でお披露目されることになるBusiness Insiderが伝えている。

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「iPhone 8」のカメラに「AR」機能が追加か

UBS証券のアナリストであるSteven Milunovich氏と、同氏の分析チームによると、Appleは次なる新製品に革新的な機能を持たせるため、「ある技術」の開発を行っているという。

その「ある技術」とは「AR (Augmented reality)」。拡張現実と呼ばれる同技術は、コンピュータを使って現実の空間に仮想の情報を加えて表示させる技術の総称だ。主にカメラを通して利用できる技術で、最もイメージしやすいのは「ポケモンGO」のモンスター捕獲画面のようなものだろう。

具体的にどのような機能が搭載されるかについては不明だが、おそらくiOSの利便性を向上させる機能になると思われる。

pokemongo

USB証券のレポートでは、AppleはAR技術の開発のためにすでに1,000人規模のエンジニアを投入しており、早ければ「iPhone 8」で利用できるようになるかもしれないとのこと。

AR技術に関しては先日、KGI SecuritiesのMing-Chi Kuo氏が、「iPhone 8」には3D空間を認識できる最新モジュールがFaceTimeカメラに搭載されることになると伝えていた。

iPhoneのカメラにAR技術を搭載することで、遠近感のあるセルフィー写真が撮影できる他、応用することで3Dゲーム内のキャラクターに自身の顔写真を貼り付けることができるなど応用できる機会はとても多い。

また、噂の顔認識機能や虹彩認識などの生体認識機能が備わることで、指紋認証をすることなくiPhoneのロック解除ができるようになるかもしれない。

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最近、何かと話題のVR(仮想現実)とは異なる「AR」だが、AppleのCEOティム・クック氏は「VR」よりも「AR」の方が将来的に市場規模が大きくなることを予想している。

彼に言わせてみれば、VRは確かに興味深いアプリケーションが多数存在するが、ARほど幅広く受け入れられるテクノロジーではない。そのため、AppleとしてはVRよりもむしろARにフォーカスしていると考えた方がいいだろう。

KGI Securitiesのレポートによると、AR(拡張現実)とVR(仮想現実)の市場は2020年までに1.5兆円規模にまで拡大する。Appleはこれらの市場に対して3~5年分の優位性を持つため、積極的にAR関連技術への投資を行っているようだ。

実現は早くて2017年秋。「iPhone 8」で実現するかどうかは不明だが、少なくともAppleはAR関連技術をiPhoneに搭載する予定であることは間違いなさそうだ。

iPhone X
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